2021年度 ポタジェプロジェクト活動報告
2022年3月31日
2020年秋、コロナ禍の中で再スタートしたCOCOROEポタジェプロジェクト。
2021年度もさまざまな制約がありましたが、細々と活動を続けてきました。1年間の活動をまとめてご報告します。
4月
夏野菜の種を播きました。畑に直播きはせず、連結ポットで少し大きく育ててから、畑に植えます。タマネギやエンドウ豆も育ってきました。
5月
連結ポットに植えた夏野菜の種が芽を出し、成長しています。育ちの良い株を選び、畑に植えていきます。児童福祉施設の子どもたちを招いて、ジャガイモ掘りをしました。サクランボも食べ頃です。
6月
NPOこくりの皆さんと一緒にタマネギを収穫しました。採れたタマネギの一部をその場で炒め、こくりさん自慢のカレーにトッピングして、皆で戴きました。別の日にはサツマイモの植え付けをしました。また、短期大学部生活ナビゲーション学科ライフデザイン専攻の学生さんたちが、調理実習で使用するために夏野菜の収穫に来られました。
7月
夏野菜(エダマメ、トマト、キュウリ、ゴーヤ、ナス、トウモロコシなど)を収穫しました。気温が高く、雑草もよく育つので、早朝からの雑草取りが欠かせません。
8月
雑草との戦いは続きます。ある程度雑草を取り除いたら、耕運機で耕して、タマネギ用の畑を整地します。今年度のタマネギは、超極早生、早生、中生、晩生と、収穫時期をずらして植えることにしました。定期的に一定量を収穫することで、NPOこくりさんのカレーに使用できる時期を拡大させる目的です。まずは、超極早生の球根を植えました。
9月
冬採れの葉物野菜(キャベツ、ハクサイ、レタスなど)の種を連結ポットに蒔きました。また、ニンジンやダイコンの種も播き、ニンニクも植えてみました。長雨が続き、雑草は背丈ほどに伸びているところもあります。卒業生も雑草取りを手伝いに来てくれました。
10月
9月の長雨で、キャベツとハクサイの芽を腐らせてしまいました。仕方がないので、苗を購入し畑に植えました。レタスは無事だったので、大きめの株を中心に植えてみました。サツマイモは、大きなものがたくさん収穫できました。サツマイモの試し掘りもしてみました。大きなイモが採れたので、11月には児童福祉施設の子どもたちと一緒にサツマイモ掘りをします。
11月
葉物野菜は順調に育っています。ダイコンも葉っぱが大きくなってきました。ニンジンは間引きが十分でなかったのか、生育があまり良くありません。晩生のタマネギを植えるための畑を整地しました。
12月
レタスやダイコンを収穫しました。農薬をほとんど使わずに育てているので、葉物野菜には虫食いがありますが、味が濃く、おいしいものができました。エンドウマメやホウレン草を植える畑を整地しました。果樹も実をつけています。
1月
キャベツもどうにか丸くなってきました。マメ類もホウレン草も芽が出てきています。晩生のタマネギも根が付いたようです。
2月
未収穫になっていたニンジンやハクサイなどを収穫しました。ホウレン草は間引きし、また、ジャガイモを植えるための畑を整地しました。
3月
ジャガイモを植えました。キタアカリとメークインの種イモを購入し、数個に切り分けて、灰を付け、埋めていきます。別の日には、エンドウ豆の支柱建てとネット張りをしました。ホウレン草は鳥に食べられて全滅しかけましたが、鳥よけの工夫をしてからは元気に育っています。ホームセンターでイチゴの苗を見つけたので、畑の隅っこに植えてみました。
このようにポタジェプロジェクトのメンバーは、年間を通して地道に活動をしてきました。あたりまえのことですが、コロナ禍であろうが、作物を育てるには日々の管理が必要です。限られた人数、時間、その他感染予防のために大学が設けた基準を守りながら、多くの種類の作物を計画的に栽培することができました。
残念だったのは、プロジェクトの目的である福祉施設との協働が十分にできなかったこと。ただ、一緒に作業ができなくても、そこには作物を通したつながりが確かに築けているように思います。
さて、2022年度は、どんな活動ができるでしょうか。
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