オンラインで、よろしくお願いします!~ コロナ禍での「他者紹介」と自己紹介の試み~



学科所属の1回生全員が受講する「大学基礎演習Ⅰ」では、例年「他者紹介」と自己紹介をするのですが、昨年度はコロナ禍のために実施できませんでしたが、学籍番号が奇数の人は対面で実施することができましたので、近くの人―といってもソーシャル・ディスタンス確保のために1.5メートルほどは離れているのですが―とペアになって、「他者紹介」をしました。

【他者紹介という自己紹介について】

AさんとBさんがペアだとします。まずAさんがBさんに趣味や好きな色、好きな場所、最近印象深かったニュース、自分の好きなところ、最近読んだ本などについて質問します。一通り訊き終わった時点で、今度はBさんがAさんに質問ことになります。ここでの原則は、お互いプライバシーに深く関わることは訊かないということと、訊かれたことに対して、応えたくない質問はパスすることができることです。

それぞれ、自分が聴き取った情報を整理して、今度はみんなにその人のことを紹介します。Aさんはみんなに「Bさんを紹介します」と言ってから、「Bさんは・・・・」と言って、Bさんのことを紹介し、最後に「これでBさんの紹介を終わります」と言って紹介を終えます。そして次は同じ形でBさんがAさんを紹介することになります。

「他者紹介」をした人の感想を紹介します。

  • 今まで、他人のことを紹介することはなかったので、どうしたらよいかとても困りました。どんなことを聞くべきか、また相手のことをみんなに紹介するとき、相手の何を話したらよいかといった、(自分のことを話す)自己紹介では考えないようなことを考えなくてはいけなくなったが、なかなか楽しかったです。

 

  • 全員集まることはできなかったけど、学年の半分でも顔を合わせて、こういう授業ができて良かったです。早く、全員そろって授業がしたいです。

 

  • 同じ趣味を持っているとわかり、もう少し話してみたいと思った。他のみんなとももっと話してみたい、もっとはなしかけたい。

 

  • とても人見知りで人に話し掛けるのは苦手な方だけど、今回のグループワークで話せる人ができて嬉しかった。

 

【関連リンク】

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