資格を生かして希望の仕事へ―富田林市社会福祉協議会でCSWとして働く、卒業生の阪本美沙希さん―



 7月のオープンキャンパスでは、富田林市社会福祉協議会で、CSW(コミュニティ・ソーシャルワーカー)として働いておられる、卒業生の阪本美沙希さんをお迎えして、現在の仕事についてお話していただきました。

 社会福祉協議会というのは、地域で暮らしている人たちが安心して生活していけるように、さまざまな活動を通してサポートする機関です。

 こうした社会福祉協議会の活動の担い手が、CSW(コミュニティ・ソーシャルワーカー)です。

 阪本さんは、現在、地域で暮らしておられる高齢者に食事を提供する「配食サービス」に従事しておられます。この活動は、地域のボランティアの人たちといっしょに行っているそうで、食事を届ける際に利用者さんの体調や暮らしぶりなどをうかがいながら行われているとのことでした。

 食事を届けに行った先で、利用者さんから、「昨晩、転倒してしまって、身動きできなくなり、ずっと何も食べることができない状態だったので、今日、食事を届けていただき、本当に助かりました」と言われて、とても嬉しかった仕事の喜びを話してくれました。

 これに加えて、種々の要望―掃除をしてほしい、電球を交換してほしい、庭の草取りをしてほしい、なだ―があれば、それに応える活動も「ワンコイン・サービス」(30分で500円)として行っているとのことでした。

 阪本さんが、いまの仕事に就くに当たっては、社会福祉士の資格を取ったことが大きかったとのことでした。阪本さんは、大学4回生のとき受験した社会福祉士国家試験では合格点に1点足りなくて、涙を呑みました。しかし、在学中の受験勉強の積み重ねがあったので、就職して1年目に、社会福祉士国家試験に合格することができました。

 最初の就職先デイサービス・センターでした。デイサービス・センターでの仕事は、地域に住んでおられる高齢者で希望される方を、朝、ご自宅まで迎えに行って、昼間、レクリエーションを楽しんでもらったり、リハビリを兼ねた体操をしてもらったりしたあと、ご自宅までお送りする業務に携わっていました。

 阪本さんには、高齢者を地域で支える仕事がしたいという思いがあり、社会福祉士の資格を取ったのを機に、より自分の希望に沿うような仕事をしたいと思い、その希望を叶えてくれる社会福祉協議会で働こうと考えて転職したそうです。

 現在の仕事をするようになってから、多くの人との出会いがあり、また日々、誰かの役に立っているという実感もこれまで以上に持てるようになったそうです。

 そして今後は、さらに多くの経験と知識を得て、とりわけ地域で苦しい生活を送っている人たちを支えることができるようになりたいとのことでした。

 CSW(コミュニティ・ソーシャルワーカー)の仕事がどういうものであるかについてのお話は、人間福祉学科への入学を考えている人にとって非常に有意義なものとなっただろうと思います。

 ほんとうにありがとうございました。

 

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