文化とソーシャルワーク ―ハワイ・ソーシャルワーク・セミナーに参加して―



 人間福祉学科1回生全員が受講する「大学基礎演習」では、先輩の話を聴く機会も設けています。

 この日は、昨年の2月、ハワイで行われた「ソーシャルワーク・セミナー」に参加した園田桃子さん(4回生)に、そこでの経験を話していただきました。

 「ハワイ・ソーシャルワーク・セミナー」は公益財団法人ユニベール財団が毎年実施されているものです。
 研修では、全国から公募で選ばれた20名の大学生や大学院生2週間にわたって現地のさまざまな人や場所を訪れて、ソーシャルワークについて学びます。

 園田さんは、「ダメモト」で挑戦して、選んでいただけたそうです。選考は応募者が書いたレポート(「ソーシャルワークについて思うこと」)に基づいて行われました。なお旅費および2週間の滞在費等の費用は、本学に設けられている「学長奨励金」の交付を受けました。

 今回のセミナーのテーマは「AHUPUA’A(アフプアア)とソーシャルワーク」「アフプアア」とは、ハワイの山や川といった自然の地形をうまく利用してできたハワイの自然と人とが共存する概念であるということでした。「アフプアア」の概念は、人と人との間できわめて親密なやりとりと人と環境の関係を持続可能なものにしているとのことでした。

 セミナーでは、女性更生センターやホームレス・コミュニティ、介護付き高齢者住宅などさまざまな福祉施設を訪問して、ソーシャルワーカーの話を聴く機会を持ちました。

 園田さんは、セミナー全体を通して、“「アフプアア」での人と人のつながりのありかたが、ハワイの精神である誰でも受け入れる「アロハ精神」の大きな支えになっている”と強く思ったそうです。とくに、ハワイの人が「人と人のつながり」(ハワイの言葉で「オハナ」)を重視していることが印象に残ったとのことでした。

 セミナー最終日は、参加者がこれまでの活動をまとめて発表することになっていました。

 園田さんは、セミナーで学んだ「ハワイの独自性」を念頭において、自分が住む大阪では「人と人のつながり」はどうなっているのだろうか、ハワイに見られるような人と人のつながりはあるだろうか、ないとすればどのようなことを行う必要があるだろうかということを発表しました。

2週間、さまざまの人と出会い、いろいろな場所を訪れることによって、園田さんは大きな刺激を受けることができたと言っていました。

 園田さんの話を聴いた1回生の感想を紹介します。

・園田さんは、ハワイでの生活、活動を通して、人と人の相互関係について学ばれたみたいで、日本に帰ってきて、物の見方が変化したそうですが、自分の考え方、物の見方を変化させるには、このような経験をする必要があると改めて思いました。

・私も知らない人と話をして親密な関係になったり、一緒にグループ活動を行うことはとてもすばらしいことだなと思いました。「オハナ」という言葉にこめられた「人と人のつながり」という意味もとても素敵だなと思いました。

・海外に行くと、それまで見えていなかったものが見えてくると思うし、加えてソーシャルワークについても学べるので、いいなぁと思いました。

 

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