オレンジリボン運動を引き継ぐ ―大学基礎演習Ⅰ―



 人間福祉学科の1回生全員が受講する「大学基礎演習Ⅰ」では、これまで①仲間づくり、②コミュニケーション力の向上、③学びのスキルの定着のためにいろいろなことを行ってきました。
 これからは、冬学期の9月ごろまで、児童虐待防止のためのオレンジリボン運動に取り組みます。

 そこで、今回の授業では、昨年オレンジリボン運動を行った、先輩である人間福祉学科2回生の学生から活動の様子を報告してもらいました。

 オレンジリボン運動とは、2004年に栃木県小山市で3歳と4歳の兄弟が父親の友人から暴行を受けて亡くなった事件を機に、小山市の「カンガルーOYAMA」という団体が、二度とこのような事件が起こらないようにとの願いを込めて、子ども虐待防止のために「オレンジリボン」を配布する活動を行ったことから始まったもので、その後、NPO法人「里親子支援のアン基金プロジェクト」の協力も得て、盛んになっています。

 人間福祉学科では6年前から、この運動に参加しています。

 昨年は、オレンジリボンをつけたカードに、伝えたいメッセージを表現する「メッセージカード」グループ、パネルに自分たちが訴えたい主張を書く「パネル」グループ、みんなの作業の様子を取材して、学科のホームページ記事を作成し、大学・短大の1回生全員が受講する「和の精神」の授業で、オレンジリボン運動の趣旨を伝え活動の予告する「広報」グループの3つのグループに分かれて準備を行いました。

 6月から9月まで準備作業を行って、11月初めの大学祭で、来場者に「パネル」を示しながら「メッセージカード」を配布し、児童虐待防止を訴えました。

 昨年のオレンジ本運動の様子を報告してくれた学生によれば、活動を行ってわかったのは、「オレンジリボン運動はまだあまり知られていない」ということ。また「来場者の人に『(オレンジリボン付きの)メッセージカード』を受け取ってもらえないこともあった」と配布する姿勢の難しさにもふれていました。

 

先輩の報告を聞いた1回生の学生の感想を紹介します。

・オレンジリボン運動について私は初めて知りました。2004年に起きた事件について聞いたときにはとても衝撃を受けました。二度とこのようなことが起きないように、私も微力ながら参加したいと思いました。

・私たちがオレンジリボンを行うにあたっては、もっと詳しいことを知って、どう広めていくのかを考えないといけないと思いました。今日、聞いた話では、立ち止まってくれない人もいたということなので、私たちが行う場合、多くの人に関心を持ってもらえるような工夫をすることが必要だと思いました。

子どもの権利条約採択から30年を迎え、またしつけに伴う体罰の禁止を含む児童福祉法の改正がなされ、子どもを大切にしようという動きが強まっています。それなのに児童虐待は増え続けています。一人でも多くの人に関心をもって見てもらえるようなメッセージカードを作りたいと思う

 11月2日~4日の大学際での活動に向けて、
少しずつ準備を始めていく心構えができたようです。
 

 

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