人健:6月のオープンキャンパス(午後の部)



子どもの成長を支える
―児童養護施設で児童相談員(社会福祉士)として働く、卒業生の櫻間玲那さん―

 6月のオープンキャンパス(午後の部)には卒業生の櫻間玲那さんをお招きして、「児童養護施設で暮らす子どもの支援―虐待された子どもの幸せを考える現場から―」というテーマでお話をしていただきました。

 櫻間さんは現在、児童養護施設の児童指導員として働いています。さまざまな背景を持った子どもに対して、①衣・食・住に関わる生活支援、②安全・安心な環境の提供、③関係機関との連携、保護者への支援などを行っています。

 今回は、そんな櫻間さんに、現在の仕事に就くまでと就いてからのことをお話していただきました。

 社会福祉士について興味を持ったのは高校3年のときだったそうです。櫻間さんは子どもが好きだったのですが、自分がやりたいのは保育士とは少し違うと思っていたそうです。そんなとき、社会福祉士について知り、これが自分のやりたい仕事ではないかと思い、大学に入学したとのことでした。

 櫻間さんは「ふつうの学生」として、アルバイトをしたり、ゼミ旅行を楽しんだりしていたそうです。実習は児童養護施設と母子支援施設に行ったとのことでした。もともと子どもが好きだったこともあって、就職も現在の所になったそうです。

 櫻間さんが挙げる、現在の仕事の魅力は、子どもと一緒に笑ったり、泣いたりして、子どもの成長を実感できることだそうです。たいへんなことも多いとのことですが、子どもの成長を身近で見ることができることが、仕事の励みになっているとのことでした。

 「勤務が不規則なので、仕事としてはたいへんであっても、子どもたちの笑顔を見ると、この子たちのためにがんばろうと思える。何より子どもがかわいい。」

 これから児童福祉分野に進もうと考えている高校生へのアドバイスとして、櫻間さんが挙げたのは次のことでした。

①保育や福祉系の大学に行って資格を取る。櫻間さん自身は、卒業時に社会福祉士の資格を取ることはかないませんでしたが、卒業後、働きながら資格を取ったそうです。

ボランティアや実習が就職につながることもあるので、熱心に取り組む。櫻間さんの場合も、実習に行って、子どもの施設で働きたいという思いが大きくなったそうです。

 

 櫻間さんが、仕事のうえで、心掛けていることは、「たいへんな思いをして不安をいっぱいかかえて施設にやって来る子どもを笑顔で迎え入れる。そして身の回りのいろいろな物を用意する。また部屋を整えて、その子が安心して生活できるようにする。さらに子どもどうしのつながりができるように配慮する」ことでした。

 児童養護施設で暮らす子どもは、原則18歳で施設を出なくてはいけないのですが、退所した子どもたちに対して、櫻間さんは次のように呼びかけているそうです。


 「一人で抱え込まないで、困ったときには施設に相談して」。 

 

 高校生にとってばかりでなく、子どもに関心があるすべての人にとって貴重なお話をしていただきありがとうございました。

 

 会場では学生が作成した実習報告や学科紹介のパネルが展示されていました。

 

【関連リンク】

→人間福祉学科・健康福祉専攻 の学びについてはこちら

→人間福祉学科ブログ:「人健:6月のオープンキャンパス(午前の部)」

→次回7/7(日)のオープンキャンパスについてはこちら

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