人健:6月のオープンキャンパス(午前の部)



患者さんが安心できる環境をつくる
―精神科病院で医療相談員(精神保健福祉士)として働く、卒業生の前川義貴さん―


 6月のオープンキャンパス(午前の部)には卒業生の前川義貴さんをお招きして、
「社会福祉士と精神保健福祉士―2つの国家資格取得までの道のり―」というテーマでお話をしていただきました。

 前川さんは現在、医療法人和田会・久米田病院で医療相談員として働いています。統合失調症やうつ病、アルコール依存、認知症の患者さんなどに対して、①入院や受診の相談援助、②外来通院の人の困りごとの相談援助、③入院している患者さんの相談援助、④外部の機関との連絡調整などを行っています。

 今回は、そんな前川さんに大学での学びを通じて現在の仕事に至った経緯をお話していただいきました。

 前川さんが社会福祉士をめざそうと思ったのは、子供の頃通っていた学童保育の先生がソーシャルワーカーだったからということでした。前川さんは、その先生にあこがれていたので、同じ道を目指そうと思ったそうです。

 大学に入学して、1回生から障がい者の外出支援をするガイドヘルパーをアルバイトとしてやったことが福祉への関心を深めることにつながったとのことでした。

 そして2回生で精神保健福祉の授業を受けて、精神保健福祉士の仕事に興味をもつようになり、社会福祉士にとどまらず精神保健福祉士の資格も取ろうと思ったということです。

 ただ資格取得のための受験勉強を本格的に始めたのは4回生の8月頃からでした。受験勉強を始めるのが遅かった気もしないではなかったのですが、6月に精神保健福祉士の実習に行き、そこで多くのことを学ぶことができましたので、その後の受験勉強もあまり抵抗はなかったとのことでした。

 それでも11月迄なかなか成績は伸びませんでした。そんなとき、ゼミの先生や精神保健福祉担当の先生からの叱咤激励があったので、その後は毎日6時間の受験勉強を自分に課して、社会福祉士と精神保健福祉士の2つの資格を取得することができたとのことでした。

卒業して1年あまり働いてみて、前川さんは次のように感じているそうです。

①患者さんに寄り添うことが重要である。

②何らかの不満を持った患者さんに安心してもらえるような働きかけが必要である。

③いろいろな職種の人との連携、患者さんの家族とのつながりが大事である。

 そして働いてみてしみじみ思うことは、この仕事がいろいろな人から感謝される仕事であるということだそうです。

 これから精神保健福祉士をめざそうとしている高校生にとって、たいへん参考になるお話をしていただきありがとうございました。

オープンキャンパスでは在学生(2年生)による人間福祉学科の紹介もありました。

 

 

【関連リンク】

→人間福祉学科・健康福祉専攻 の学びについてはこちら

→次回7/7(日)のオープンキャンパスについてはこちら

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