カナダ留学レポート(4)
2023年7月31日
国際キャリア学科山﨑ゼミです。カナダのビクトリア大学に留学していたゼミ生が現地レポートを送ってくれました(紹介のタイミング的に、紹介前に帰国となりましたので、(4)に帰国後の追記をしてもらいました)。以下にご紹介します。
1. 現地の生活
2. 現地留学生の様子
3. 日本の授業との違い
4. 4ヶ月の留学を終えて
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1. 現地の生活
私は今ビクトリア大学内の語学センターで授業を受けています。授業は平日の8時30分から途中で15分休憩を挟んで12時45分まで、1コマ2時間の授業を基本的に2コマの計4時間授業を受けています。
月曜日は特別クラスで他の曜日よりコマ数が多く、また、スピーキングが中心です。火曜日から金曜日は同じ先生から授業を受けています。授業後昼食は学内で友と食べます。基本的に毎日課題が出るので放課後はまず課題を終わらせるようにしています。グループでプレゼンテーション課題と取り組んだり図書館に行きますが、ジムに行ったり、海が近いのでたまに放課後に海に行くこともあります。
平日は夕食の時間までに家に帰りホストファミリーやハウスメイトと共に夕食を囲みますが、金曜日は外食をすることが多いです。外食はやはり日本より高くなります。お店にもよりますが私の感覚では2倍以上です。特に飲みに行くとなるととても高いです。日本の居酒屋と同じ感覚でお酒を飲むと3倍以上します。
ここ最近はずっと天気が良いので週末は毎日出かけています。可愛いカフェを調べて行ってみたり気温が高い日は海でピクニックをしたりしています。カフェは日本と比べても同じくらいの価格帯もしくはカナダの方が安いです。それを思うと日本の若い女性に人気の写真映えするようなカフェはとても高いと感じます。
私は一度ホームステイ先を変更し現在の家にはまだ来たばかりです。以前はハウスメイトが2人いました。今はハウスメイトが1人いますがもうすぐ1人増える予定です。以前の家も現在もテレビの近くに何台か大きなスピーカーが置いてあるので、家での時間を少しでも良くしようというイメージがあります。現在のホームステイ先には下の階に映画を観るスクリーンが置いてある部屋と庭にはプールとジャグジーがあります。私の部屋はとても広くダブルベットが置いてありますが全く圧迫感を感じません。以前のホームステイ先もそうでしたがビクトリアには広い家がとても多いと思います。住宅街を歩いているとどの家もとても大きいです。私のホストファミリーはアジア系の人で基本的に毎日お米が出てきます。周りの話を聞いていても普段の食事でお米が出る家庭はとても多く感じます。
現地には日本食が好きな人はとても多く日本食レストランがたくさんあります。今日のご飯何にする?となれば選択肢の中に当たり前に日本食が入ってきます!日本食は沢山ありますが値段がとても高く少しカナダ人好みにアレンジされているのでものによってはあまり美味しくないものもあります。特に生魚、寿司や刺身は言葉でうまく表現するのが難しいですが魚臭さが全く無くサーモンの寿司をカナダで初めて食べたときは何の寿司を食べているか分からないくらい味が薄かったです。私は日本でカリフォルニアロールをみたことがなかったのでお米が外側に巻かれていることが衝撃でした。ラーメン屋さんに行くとスープはすごく美味しくても麺が焼きそばと同じ麺を使っていることが多いです。ちなみにラーメンは一杯1500円〜2500円くらいします。
2. 現地留学生の様子
クラスメートに関して言うと、まず日本人がとても多く、感覚では全体の6〜7割を占めると言ってもいいでしょう。その中でも同世代(18〜21)の大学生が圧倒的に多いです。日本人は大学生が9割を占めますが日本以外の他の国から来た人の年齢はとてもばらつきが多いように感じます。もちろん同世代が多いですが20代後半の人、家庭を持っている人、私の祖母と年齢が近い人など様々です。私のクラスは全員で14人、日本人が12人、コロンビア人(30歳)が1人、中国人(お子さんが2人いて16歳と9歳がいるとのこと)が1人です。クラスのレベルが上がるごとに日本人の数は減りますが、どんなに上のクラスでも日本人は必ずいます。日本人は私のように留学中に自分の大学の授業を受けたり毎週課題があるのはとても珍しく必ずみんなに驚かれました。[注:留学中も週に一度オンラインで日本とつながっていました]。
3. 日本の授業との違い
自分の席は決まっておらず円形のテーブルに3〜4人で座ります。授業中の様子はこんな感じです。
ディスカッションを授業で行うことが多く扱うトピックはクラスが上がるにつれて難しくなります。前のクラスでは簡単に答えられるような質問がとても多かったです。例えば、「好きな食べ物は?」「好きな映画は?」等でしたが、その後進級したクラスでは「学校で音楽の授業は必ず必要か、それはなぜか」「子供に学習塾は必要か、何歳からが最適か」等しっかりとした意見と根拠を求めるレベルになりました。特にこの2つのトピックはとても難しく言葉がすぐ出て来ず詰まってしまうこともありました。私は日本人以外の人とディスカッションをするのが好きです。他の国では想像もしなかった文化があったりします。同世代だけでなく自分とは年齢が全く違う人、それも文化も国の違う環境で育った人と何かひとつのトピックについてお互いの国のことを話したり、自分の知らない世界を教えてもらうことはとても充実感があります。
授業の最初は必ず前日の復習から始まります。文法だけでなく単語も復習や熟語も復習します。文法内容は中学生レベルですが単語、熟語は後半になるにつれて難しいなと感じることがとても多かったです。
また、現地に住んでいるボランティアの方が授業に来てくださって各テーブルに1人入ってお題について話す機会がありました。「この街の改善すべきところは?」「もし違う国の人と結婚したらあなたの家族はどんな反応するか」等々、沢山考えさせられるお題ばかりでした。
4. 4ヶ月の留学を終えて
語学向上だけでなく、文化の違いを沢山感じることができました。英語学習のモチベーションに繋がり新しい目標を立てて勉強できるようになりました。最初は話せなくても話したいという意欲があれば間違っていても相手も理解しようと努めてくれました。それが嬉しくて英語を話す不安や間違いを気にすることがなくなりました。正直留学に行く前は不安など沢山ありましたが、留学生活が始まると毎日が充実していてとても楽しかったです。ハウスメイトともすぐに打ち解け、日本人以外にも友達ができました。英語でしかコミュニケーションが取れない友達、環境に置くことで勉強したいと自分から思えるようになりました。
国際コミュニケーション学科の公式Instagram(@ ibu_kokusai)では学生と教員が学科のリアルをお伝えしています。
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