Zoomでもペープサート劇が出来るよ!
2020年7月7日今年度も早7月を迎えることとなりました。一部対面授業が開始されたとはいえ依然、多様な方法で遠隔授業を行っています。
また、学生たちもやっと慣れたパソコンやスマートフォンを使って課題に健気に取り組んでいます。
とはいえ学生同士、主体的に協働し学び合うことで教育効果を見込みたい演習では授業方法に苦慮しているのが現状です。
「保育内容総論」では日々の生活に組み込まれた保育を保育者として、専門性を発揮して展開していくことを理解します。諸授業で身につけた専門的基礎知識を保育現場でどう活かしていくかを学ぶ授業でもあります。
そこで、「ねらいを明確にした保育を子どもの生活に根差した形で展開するには」をテーマにペープサート劇をすることとなりました。それぞれカメラの前でペープサートを持ち、Zoomで劇を行います。それを録画で撮りクラスで共有場面を使って、動画発表するという計画を立てました。
「おせちバス」お料理の意味は?を伝えるために
1コマの対面授業時を使って、「生活に根差した保育内容とは」を学んだ後、保育のねらい、対象年齢、季節、月、場面などをまず設定し、歌遊びや台詞のやり取りを決めペープサート作りへと。しかし、時間制限のある中でその後は、それぞれが自宅でオンラインや電話を使っての作業を余儀なくされました。
準備期間も不十分な中でしたが、20分間の録画時間を設定しZoomで教員が録画をします。時間になるとそれぞれが遅れることもなく入室。「すぐに録画をしても大丈夫。今までラインで練習していましたので」「少し、時間をもらってもいいですか?」とリハーサルを始めるチームとそれぞれの工夫を見ることが出来ました。
「みんなでクリスマス」 ちょっとしたことで喧嘩をしてしまったサンタさんとトナカイさん。
どうやって仲直りしようか?みんなもこんなときどうする?
「おべんとうバス」 好き嫌いのある子はいないかな?
お弁当バスに残されて泣いている食べ物はいないかな?
「どんな色がすき?」いろいろなクレパスで絵を描くと楽しいね。使った後はクレパスさんの
お家にきちんと片付けているかな?
今回のように休園が続いた時など、現場の先生たちもいろいろな工夫で在宅児に保育を届けていました。この経験を今後新しい保育の形として役立てて欲しいと願います。
Zoomでこの動画をクラスで見て発表会として行い、それぞれの学びに繋げていきました。
どのような学び方であったとしても、前向きに取り組もうとするこの姿があれば、これからも保育者として必要な専門性や教養を着実に身につけ、4月からは立派な保育専門職としてのスタートを切ってくれると信じています。
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