Zoomを使って幼稚園に出かけよう!
2021年10月18日
教育学科幼児教育保育コースでは、1年生から「いい保育者」をめざして、保育現場の実際について学ぶプログラムを実施しています。
ただ昨年からの新型コロナの影響を受けて保育現場に出かけることが難しいところもありますが、可能なプログラムを考えて、できる学びを多く取り入れたいと計画しています。
この一環から、2年生の「保育インターンシップ」の授業で、今回10月6日に兵庫県尼崎市にある「認定こども園七松幼稚園」にインターネットのZoomでつないで園見学をしました。七松幼稚園は「出会いに感謝し、笑顔で『和』を広げる」の法人理念のもと、遊びを通した学びと育ちを大切に保育されています。
見学では園長の亀山秀郎先生に、園の様子をリアルタイムで撮影しながら説明していただきました。園の設備の環境構成や子どもの遊びの様子、保育者の配慮の視点などについて詳しく教えていただきました。
見学させていただいた学生も、園のきめ細やかな保育実践について、多くの学びを得たようです。
【学生の見学後の感想の紹介】
- 自分が幼児期の頃、通っていた園は七松幼稚園のような大きな園ではなかったので幼児期の頃に通いたかったなと思った。大きな園なのに、細かいところまで保育環境の配慮が施されていて、とても驚いた。
- 大学生になってから実際に保育現場を見たことがなかったので、とてもいい経験をさせていただいていると、中継で案内が始まってすぐから感じていました。子どもたちに挨拶をするときはしゃがんで子どもたちと同じ目線に立って挨拶したり、おやつの時間には子どもたちが食べている様子をただ見るのではなく、「おいしいね」「もぐもぐ」と声かけをしてあげると良いことなど学ぶことがたくさんあって聞きながらたくさんメモをしました。
- 子どもたちが積極的に亀山先生に話しかけていた部分で、普段から子どもの気持ちや興味のあるものなどを会話から引き出し、子どもに真摯に向き合っているから、子どもたちは先生に「話したい」「一緒に遊びたい」と信頼し、近づいているのだと思った。
- 亀山先生のお話を聞いて、保育者の言葉がけというのが子どもの成長にとってとても大切なことだということに改めて気づいた。おやつを食べる時にも保育者と子どもでコミュニケーションを取りながらおやつを食べることや、食べ方がきたなくなっても「いっぱい食べられたね」などと声を掛けてあげることが子どもの成長につながることがわかった。
- 保育者の声かけや子どもへの援助などすごく勉強になった。遊具に登りたいけどまだうまく足を上げられず登れない子どもがいた時、自分がその場にいたらきっと助けてしまいそうだなと思ったけれど、その手助けが子どもを危険にしてしまう可能性もあるという言葉を聞いて、自分の一つ一つの行動が後々子どもにどう影響するのかを考えなければならないと思った。
これからも保育現場への実習やインターンシップなども
積極的に取り組みながら、
子どもたちとの出会いと気づきを大切にした
学びを深めていきます。
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