特別授業「英語 DE ドラマ」ワークショップを実施しました!



 10月17日(月)、2年生を対象とする「教育基礎演習Ⅱ」において、英語芸術学校マーブルズの主宰者 小口 真澄 先生を招へいし、「英語 DE ドラマ」ワークショップを実施しました。

 今年度、「教育基礎演習Ⅱ」では【教員21世紀型スキル】の醸成を目指して、夏学期からプロジェクト型のアクティブラーニングを行っています。夏学期は日本の「教育問題」について、学生たちがグループで協働・探究し、セメスターの最後にプレゼンテーションを行いました。冬学期は、英語でのコミュニケーション力・表現力を養うために、英語でのディスカッションやReaders Theaterを行う予定です。これらに先駆け、今回の特別授業を実施しました。

 小口先生は、アメリカでクリエイティブ・ドラマティクスを学ばれ、帰国後は自ら演じることのみならず、日本全国でドラマ教育の普及に尽力されています。今回、外部講師として初めて四天王寺大学にお招きしました。

 最初は、「いったい何が始まるのか?」「自分は演劇なんてできない」と思っていた学生たちが、時間とともに前のめりになり、ワークショップに夢中になっていきました。

 まずは全員で、輪になってWarming-up!なんとなく不安げな学生たち。何が始まるんだろう??

演目は、なんと・・・!
「レ・ミゼラブル」!??
♪Do you hear the people sing?(民衆の歌)の歌詞を体で表現 してみよう。

クライマックスシーンをグループごとに創っていきます。
「フランス革命のさなか、若者たちは、どんな世界を創ろうとしていたんだろう?」「あなたのほしい世界は?」登場人物の心情に迫ります。
『Marius~~!!』「その台詞は、どんな気持ちで言っている?」どんどん学生の表情が、台詞が変わっていきます。

学生たちは、小口先生の熱いメッセージを真剣に聴いていました。

先生のエネルギー・パッションを学生たちはしっかり受け取り、それぞれ心に響くものを感じたことを自分のことばで綴っています。

  • 最初は皆あたふたしていて、何すればいいのか分からない人ややる気が出ない人達もいましたが、授業に参加し、演技の指導や気持ちの込め方を教えて貰っていくうちに、皆が役を演じきれるように頑張っていたと思います。英語だけに集中しすぎた活動よりも、楽しい活動の中に英語を少しだけ取り入れたような活動のほうが、授業をしてる側も受けている側も楽しみながら学ぶことが出来るように感じました。
  • ただ英語を学問として教えることももちろん大切だと思いますが、それだけではなく、英語を実際の会話や場面で使えるようにする練習や、英語の裏にある文化なども、自分が将来、英語教師になったときには教えていく必要があるのではないかと改めて感じることができました。
  • このレ・ミゼラブルはどのような時代背景にあり、わたしたちは何を願い何を行うのか何のために革命を起こすのか、革命の先に何を望んでいるのかなど、実際に私たちが今思っていることと照らし合わせることを行いながら演技を行うと次第に感情や動きに抑揚がつき、見ている側の伝わり具合も変わっていくことを実感しました。授業としては、最初は歌と振り付けで楽しく参加できました。その後に事態背景や、自分達の思いや気持ちが入っていくと、最初に歌った時とはまったく違う曲になる感じがしました。それは自分が歌っている時の感情や聞き手の時には歌唱者の感情が変わりつつあり、セリフ演技と会ってきているからだと感じました。 この授業では英語を苦手とする生徒でも生後のセリフを理解することができ、自分の感情を入れることで英語の抑揚やイントネーションなどの改善にもつながると感じ、中学生対象でわたしも実践していくことができると感じました。
  • 英語の学び方はほんとうに幅広いことを改めて感じさせられました。また、英語教育の視野が広がりました。もちろん学校教育で行われる文法指導、語彙指導などの授業を通して英語を学習することは大切です。しかし、今回このような形で英語に触れることはそこにはない大切さがあると思いました。
  • 私は戦争がない世界を願います。参考動画でウクライナ方々がDo you hear the people sing?を歌っているのをみて、ウクライナとロシアの戦争が勃発した時のことが蘇ってきました。子どもたちが犠牲になっていくことが1番悲しかったです。同じように私たち若い学生がこれからの社会の希望だと気づきました。 普段体験することができない貴重な体験ができて短い時間でしたが楽しかったです。

学生たちはみんな、今後自分自身の英語学習、さらに将来教員となった際に・・・、それぞれに様々な思いをいだき、今回の学びや気づきを今後の学修に生かしていかれると思います。
小口先生、本当にありがとうございました!!

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