英語教育・小学校コース 「教育実習指導の講義」中学校教育実習に向けてGO!



英語教育・小学校コースでは、6月または9月の中学校教育実習に向けて、現場の英語授業に触れ、指導案の書き方や、模擬授業など活気あふれる講義が展開されています。指導は、奈良市立富雄中学校教諭、川淵弘二先生を講師に迎え、本学教員、柏木賀津子(コース長)のティームティーチングで行っています。これまでにも、理論と往還した模擬授業を経験してきましたが、この講義での特徴は、実際の中学生への「ペア音読」「リテリング」「教科書本文ラウンド制指導」「Talk & Talk2:副読本活用」「即興Talk」などを学んでいます。

エピソードも軽妙に挟まれ、全国大会での実演授業なども引き受けてこられた経験からの英語Talkには、フォニックスのポイントや、中学生のエピソードを軽妙も挟まれ、熱心にメモを取る学生が多く見られます。

洋楽を使った楽しい雰囲気創り、言語活動をしてからの文法説明は、とても効果的であること、3観点の評価方法、タブレット活用、フィードバックの実際も学びました。生徒側になって自分ならどう指導するか考えるように体験できることが貴重です。右上の写真は、ギター演奏が大好きな川淵先生が、♪We’ve Only Just Begun♪ (カーペンターズ)の曲を流された際のものです。

 

「We’ve only just begun. 今、何かが始まったばかり!(現在完了形)、We start out walking and learn to run. まずは歩き出して学ぼう 」

のメッセージを聞き取り、教員への道が、まさに本当に始まる瞬間を感じた学生らから、温かい拍手がおこりました。指導された教員への拍手でもあり、今、学びが進んでいるという自分への拍手であったと感じます。

また、下の写真のように、イラスト推測の作文や、リスニング問題をたくさん含む、中学校の「定期テスト」を実際に受けてみた学生は、「自分が学んだ方法との違い」や「中学生の英語力がとても高くなっている」ことに気づき、教師としての英語力アップへと意欲を高めました。指導と評価の一体化を実現する「手作りテスト」「色ペンをもちいた評価観点別テスト返し」では、生徒への励ましの大切さを学びました。

講義終了後は、すぐに大阪府や兵庫県などへの教育実習が始まりますが、一人一つの場面の模擬授業を立派に発表することを通して、「実習での目標が明確になった。」「中学生への指導法が具体的にイメージ出来た。さっそく活かしたい。」と、実習に臨む姿が見られています。

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