教師への道 — 4年生に聞く
2022年1月24日
英語教育・小学校コースでは、今年も多くの4年生が教員採用試験に合格し、4月からは教師として活躍が期待されています。
大阪府・高等学校(英語)に合格したWKさんと、和歌山県・小学校に合格したJNさんに大学での学びについて聞いてみました。
Q:大学生活を振り返って、印象に残っていることは何ですか?
WKさん:英語音声学の授業です。高校の英語教員を志す中で、発音の初歩から詳しく教えていただきました。自身の力になったと思います。コースの先生に紹介していただき、YMCA主催のGYC(グローバル・ユース・カンファレンス)に参加したことも印象に残っています。様々な文化的背景がある人たちと意見交換し合う貴重な場になりました。
大阪府・高等学校(英語)合格 WKさん
グローバル・ユース・カンファレンス(2018年8月)
Q:JNさんは、大学生活で印象に残っていることは何ですか?
JNさん:模擬授業をたくさん行ったことです。教育学部に来て初めて、授業を「受ける」のではなく、「行う」側になりました。最初は思い通りにできなかったのですが、試行錯誤し、友達と意見を出し合う中でどんどん上手になったと思います。
和歌山県・小学校合格 JNさん
Q:教員採用試験を振り返って、やっておいて良かったことは何ですか?
WKさん:日々の中で時間を見つけ、少しでも勉強を積み重ねることで意識を高めていました。また、早い段階から、面接・模擬授業の対策を行っていました。そうすることで、なりたい教員像も明らかにすることができ、教員になる上での基盤を築くことができたと思います。また、8月の3次試験対策講座では、先生方からのご指導を受けながら、オールイングリッシュの模擬授業の練習を毎日しました。友達同士でも何回も何回も練習しました。大学に来ることでスイッチが入り、集中できる環境ができました。
教員採用試験対策講座の模様 2次試験(大阪府は3次試験)の直前に、校種・教科ごとに各教室に分かれ、連日、模擬授業や面接練習を行った。 英語教員をめざす4年生は、オールイングリッシュでの模擬授業を少人数制で徹底的に練習した。
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JNさん:教採を振り返って、日頃から大学の授業を真面目に受けていたことが良かったと思います。日々の積み重ねが教員採用試験でも活かされたと思います。また、自主勉強会のご担当の先生に助言をいただいたことはもちろん、何度も友達と面接練習を行いお互いに成長していきました。
Q:これから教員採用試験を受ける人に一言お願いします。
WKさん:教職に進むかどうか、どのように勉強すればいいのか、など悩みや不安を抱えている人もいるかもしれません。私自身も4月からの生活を楽しみにするとともに、不安に思う部分もあります。しかし、頑張って積み重ねたことは絶対に自分の力になると信じ、今も学習し続けています。1人学習で自分の基礎を培い、友達と協力し合ったり先生や先輩などからご指導をいただいたりして教員採用試験に向けて励んでください。応援しています。
JNさん:4年生で採用試験を受けるまでは長期戦になるため、友達と一緒に勉強することをお勧めします。1次試験は自分で勉強できるかもしれませんが、面接のある2次試験は友達と練習した方がいいです。放課後、学校に残って友達と練習したこともありました。Zoomを使った面接練習も数えきれません。その他には、先輩から採用試験に関する情報をたくさん聞き出してください。試験の内容はもちろん、試験会場の雰囲気や面接室への入室の流れなど細かいことも聞いておけば、本番で焦らずに済むと思います。
学期末を迎え、4年生が大きく羽ばたこうとしています。
その姿を見てパワーをもらいました。ありがとう。
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