松原市アドバンスト・インターンシップ(AIM)の成果発表会に参加しました!



 2月25日(土)、教育学部2年生の5名が松原市教育委員会主宰の「松原市アドバンスト・インターンシップ(AIM)」の成果発表会にて、教育について考えるこれまでの実践について、活動報告のプレゼンテーションを行いました。

 この活動は、松原市教育委員会が実施する初めての試みであり、参加したメンバーは1期生となります。教育について語るメンバーのテンポの良いスピーチ、晴れやかな表情、この半年間、チームで話し合い、様々なことを考え、発表の日を迎えたことと思います。『いい教育とは』と問い、子どものことを第一に考える!その思いを大切に、チームで取り組んできた参加メンバーからの活動報告と参加者の感想をお届けします。

■参加メンバー
教育学部 教育学科 小学校教育コース:天田大翔さん、井上拓海さん、井上直郁さん、井上穂香さん、江谷祐佳さん、岡田純太朗さん

概要

 松原市アバンスト・インターンシップとは、今年度から始まったチームで行うインターンシップです。今回は四天王寺大学・大阪大谷大学・阪南大学の学生、計4チームが松原市教育委員会に約半年間訪問させて頂きました。教育に関する様々な課題について、チームとしての研究テーマを設定するとともに、調査・分析・議論を重ね、最終的にはその課題の解決に向けた政策提案を、2月25日(土)に阪南大学で行いました。

 私たちのチームが設定したテーマは、「ホンマの自分見つか~る 様々な自己分析ツールの提案」です。

 このテーマを設定した理由は、チーム全員が教育学部に所属しており、約1年間小学校でインターンシップ活動をしていく中で、子どもが教育を受ける環境について興味を持ったからです。話し合いを重ねていく中で、教育においてもっとも大切なことは、子どもにより良い教育を提供することだと考え、子どもが自分自身を知るためのツールを提案することにしました。良い教育とは、子どもが他者と比べることなく、自己の成長を実感でき、教員が子どもの自立を手助けすることだと考えました。そのため、本提案では「つよみわか~る」「ふりかエール」「じぶんわか~る」の3つのツールを提案しました。

 このテーマに辿り着く前は、保護者対応、教員の業務量削減、同僚性など、教員に向けた提案を考えていました。しかし、子どものことを第一に考えることが、教育において最も重要かつ大前提であると改めて気付いたため、子どものための提案をすることにしました。

教育長の美濃様より修了証を頂きました。

感想

 教育委員会だからと言って緊張する必要はなく、寧ろ普段お話することが出来ない大人の方たちと話すことが出来て、自身の成長に繋がったなと感じます。緊張しても仲間がいて楽しく活動することが出来ました。普通に大学生活を送っていたら出会う事のなかった人、深まることのなかった仲、知ることのなかった教育の知識など、たくさん価値のあるモノに出会いました。参加してよかったと心から思います。

天田大翔

 教育について、自分たちの調べたいことを自由かつ、自発的に調べられるこのインターンシップは、大学の授業だけでは得られない多くの貴重な経験を積むことができ、有意義な時間を過ごすことが出来たと思っています。これらの経験を糧に、これからの大学生活ひいては、教員生活に活かしていきたいと思っています。

井上拓海

 この活動を通して、初めて教育委員会に訪問しました。教育実習などで学校現場に関わることはできますが、教育委員会で働いている人と関わり、直接お話をすることができる、このAIMの活動はとても貴重だと感じました。なかなか一人で活動するとなると、敷居が高いように感じますが、このAIMの良い点はチームで活動をできることです。少しでもこの記事を見て興味をもった学生は周りの友人などを誘い、参加してみると良いかもしれません。

井上直郁

 チーム全員が互いの強みを理解し、活動の中で生かすことができたからこそ、自分たちの中では成功と言う形で幕を閉じることができました。しかし、ここで探究し経験したことを思い出として終わらせるのではなく、自分の中でさらに考えを深めて、私が考える「いい先生」をめざしていきたいと思います。

井上穂香

 ”チーム”として1つの目的に向かって歩み進めていくことの難しさを感じることが幾度もありましたが、行き詰まったり、意見が食い違い議論を何度も重ね合ったりしながらも、その度に6人で乗り越えてきた経験は自身の成長とともに自信へと繋がりました。そして、この活動を通し、大切にしていきたいと思える仲間に出会えたことが何よりも大きな価値を得させてくれたと感じています。

江谷祐佳

 他では経験できないようなたくさんの経験をさせていただき、今後の自分にとって大きな糧になるとAIMの活動が終わった今、確信をもって言えるそんな活動でした。また、たくさんの方に支えられて成し得た活動であるからこそ、感謝を忘れることなく自分の将来に活かしていきたいです。

岡田純太朗

AIM2期生へのメッセージ ~2期生の募集もあります~

最初は右も左も分からずに困惑すると思いますが、教育委員会の方々が親切に接して下さるおかげで、楽しく探究することができます。

このインターンシップはチームでの活動なので、チームで情報共有し助け合い、楽しんで活動してほしいと思います。

半年間やり遂げたら、きっと達成感が得られ、活動を始める前よりも自分自身を知り、成長することができると思います。

ぜひ、AIMに参加して、教育の知見を広げていってください。

参加メンバー一同

皆さんの素晴らしい活躍に心から拍手を送りたいと思います。

最後に、松原市教育委員会教育長 美濃 亮 様より、メッセージを頂きましたので、掲載します。

 AIMに取り組んだ学生の皆さん、本当にお疲れ様でした。

 この半年間の経験は、きっと皆さんの将来にとってプラスになることでしょう。私がAIMを企画した際に最もこだわったのは「リアルな就業体験」です。社会に出て働いていると、「世代の違い」、「これまでのキャリアの違い」、「物事の考え方や捉え方の違い」、「仕事に対する熱量の違い」など、様々な「違い」がある人達と一緒に、同じ目標に向かって活動することになります。

 また、仕事において取り組むべき課題も、目に見えており解決しやすいものもあれば、潜在的なもの、これから顕在化してくるであろうものなど、多種多様です。皆さんがAIMで向き合ったのは、まさにこの「リアルさ」です。このことは、教育の分野だけに言えることではありません。どのような分野であろうと、皆さんが社会に出て働く際には必ずこのような「リアルさ」に直面することになると思います。

 最後に、この記事を読んでAIMに興味を持ってくれた方にお伝えします。本気でAIMをやりたい人には、我々、松原市教育委員会も本気で応えます!チャレンジしてくれるのをお待ちしています。

松原市教育委員会
教育長 美濃 亮

本学から、松原市アバンスト・インターンシップ(AIM)にたくさんの方が参加されることを楽しみにしています。

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