貴重な体験、小学校でのプレゼン授業に参加させて頂きました♪



大阪府泉大津市立浜小学校で、2月25日に児童によるプレゼンテーション大会が行われました!
大会に向けた小学校6年生の授業(プレゼンテーションづくり)は、昨年11月より始まり、児童のプレゼンテーションづくりを考える授業に学生たちと一緒に参加させて頂きました。

児童はiPadのロイロノート機能を用いて、各自で何について発表するのか、伝えたいことは何か、と考えることから取り組み、スライドの作成へと進んでいきました。

何を伝えたいのか! 一番伝えたい、主張したいことは何か!
そのことを考えながら担当の西尾先生の指導の下、授業は進んでいきました。

学生たちは、11/26 、12/3、 12/17、12/22 の4回の授業に参加させて頂きました。

1月からはコロナが蔓延し、学生たちも参加を見送ることになり、それまで関わってきた学生、1月から参加を予定していた学生も、残念な思いでいっぱいでしたが、2月の大会が無事に実施されることを心から祈ることになりました。

2月25日、プレゼンテーション大会当日は、3年生~6年生までの代表者の発表があり、どの児童の発表も素晴らしく、活動の成果を強く感じる大会でした。佐藤はその大会に審査員として出席させて頂き、楽しい時間を過ごさせて頂きました。

 

制作過程に関わることが出来ました学生たちと、プレゼンの授業を振り返ってみました。

第1回:11月26日

2月に実施予定の「学内プレゼンテーション大会」に向けて、6年生の第1回授業が始まりました。

最初に、佐藤、そして学生4名も自己紹介を含めたプレゼンテーションを実施しました。学生たちは児童46名とコミュニケーションをとりながら、それぞれの自己紹介を行いました。

第1回 浜小学校6年生の皆さん、初めまして!

第2回:12月3日

学生の細井さんが「環境問題」を例に、提案型のプレゼンテーションを実施しました。当日は、他の学生もアドバイスをするなど、一緒になって完成させ、若さ溢れるプレゼンテーションを披露しました。

細井さん

この日のプレゼン指導に向けて、あらかじめロイロノートを使って、環境問題をテーマに取り上げたスライドを作りました。テーマが明確に伝わることを意識し、また自分の経験をもとに作成したので、児童にもきちんとテーマが伝わっているようでした。児童は私からの質問に対してもよく答えてくれ、内容にも興味を示してくれました。その後、いくつかあるテーマの中から、児童それぞれが興味のあるテーマを選ぶ時間を持ち、難しいテーマにも果敢に挑戦しようとする児童の姿が印象的でした。

プレゼンテーマ

1.浜小学校の紹介

2.泉大津市の紹介

3.泉大津市の歴史

4.泉大津市の産業

5.これからの泉大津市の産業

6.現在の泉大津市が抱える課題

7.現在の泉大津市が抱える課題に関する解決方法

児童とコミュニケーションを取りながら、テーマ選びについてアドバイスを行いました。
重要なポイントは、何を、何の目的で、誰に伝えるのか、明確することです!

第3回:12月17日

テーマも決まり、一番伝えたいことは何か、考え、スライド作りの挑戦です!


参加も3回目となり、児童の成長がとても楽しみです!

小坂さん

第1回目のプレゼンテーションの説明、実演を重ね、3回目の制作に入りました。この回ではどのようなプレゼンテーションを作るのか、泉大津市の現状や課題、これからの課題、などの題材を決めるための調べ学習を目標としていました。小学校の児童たちはロイロノートを使って一生懸命自分のやりたいことを探し、題材を選んでいました。「この場面を伝えたい!」「こういうことをメインにしてプレゼンを作りたい!」と早くも次のステップの資料制作にも目を向けていました。

コロナ禍の影響で最後まで参加できず残念でしたが、6年生の皆さんは本当に熱心に取り組んでおり、一体どんなすごい発表になるのか、完成がとても楽しみでした!

第4回:12月22

この回から、2回生もプレゼンの授業に参加させて頂きました。これからの作業内容を確認して、スライド作成のための資料集めとプレゼンでの主張の仕方を考えていきました。学生たちも、どのようなスライドが見やすいのか、児童と一緒に考えながらアドバイスを行っていました。

第4回 12月22日 初参加のご挨拶をロイロノートで実施

田部さん

浜小学校のプレゼン指導に初めて参加をさせていただきました。この日は実際にプレゼンテーションで使用するスライドに、自分のテーマに沿ったことについて、インターネットなどを用いて、調べたことを基にまとめていくという作業を行いました。児童の中には調べたいことが明確に理解できており、どんどんスライドへまとめたことを調べまとめていく作業ができている子もいれば、どこから手を付けていいのかわからず止まっている子もいました。また、プレゼンテーションはスライドに要点をまとめることが重要ですが、初めてのプレゼンテーション作業に苦戦している児童もいました。「要点をまとめる」という点を中心にアドバイスを行ったのですが、とても吸収が速く、私が参加した数時間の間でもわかるくらい、子どもたちは成長していました。新しい学習というのは難しいことも多いのですが、子どもたちの可能性を広げることができるということを学ぶことができました。私にとって、今回のプレゼン指導への参加はとても良い経験になりました。ありがとうございました。


第4回 スライド作りも進みます。何を一番伝えたいですか!

2月25日 いよいよプレゼンテーション大会!

5年生と6年生のプレゼンテーション大会です。クラスでの予選を勝ち抜いた各クラスの代表2名ずつがプレゼンを披露しました。発表を見守る児童たちの顔は、プレゼンターがどんなスピーチを披露してくれるのか、楽しみにしているのでしょう。みんな、笑顔で見守っていました。


データを基に説得力のあるプレゼンやジェスチャーで聴く人を引き付けるプレゼンター

プレゼンテーションの評価は、次の4項目で採点しました。

1.整理された分かりやすい資料か  

2.伝わりやすい話し方か(声の大きさ、間の取り方、ジェスチャー)          

3.聞き手の顔を見て発表できていたか、発表者の思いが伝わったか   

4.時間通り(2分30秒~3分30秒)に発表できたか

 

どの児童のプレゼンテーションも素晴らしく、採点に困りました。きっと各クラスでの発表も素晴らしく、盛り上がったことでしょう。

今回の活動を終え、児童の皆さんの活躍に少しでも携わることが出来ましたことを、学生の皆さんと共に喜んでいます。もっと的確なアドバイスが出来ることを意識して、学生たちと活動に向けた準備をしていきたいと思います。

また次年度も小学校での活動に参加できることを楽しみにしています。貴重な経験をさせて頂きありがとうございました。

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