主体的な実験活動から深い学びへ



対面授業が始まり、念願の実験を取り入れた授業「教科内容論(理科)」がスタートしました。
人数を制限しての実施ですが、学生の皆さんと共に、実験が出来る幸せを感じ、笑いのある充実した時間を過ごすことができました。

授業は、 「水溶液の仲間分けをしよう!」 というタイトルで、10種類の溶液の液性を調べていきました。

1.グループでの予想
2.個別実験の実施
3.個別に結果の把握 
4.グループで考察と発表の準備
5.各グループの発表
という流れで展開していきます。

いつもなら、4名で1グループの実験ワークですが、現在、コロナ禍ということもあり、2名を基準としたグループ活動を実施しています。
学生の皆さんは、溶液を手に取りながら、「これ、中性かな?」「テレビで酸性〇〇♪と言ってるよ。」などと言いながら、楽しそうに溶液の液性について分類をしていました。

ボードに分類をまとめていきます。6グループなのに、「あれー皆さん、分類がちょっとずつ違いますねー」 などと教員も学生も気づいたことを話しながら、次の実験へと進んでいきました。

予想が終わったら、いよいよ実験!

実験は、一人ひとりの個別実験です。自分の手を使って結果を得ること、考えることを重視しています。

iPadを使って時々、写真も撮ります。自分の眼でしっかり確認するだけでなく、写真を残してあとから確認もします。

実験の結果はどうだったでしょう。
まずは、自分の結果を記入してそれから一緒に考察とまとめです!

時間の経過による変化はないかな?
そんなことを考えながら、二人で考察する時にもiPadの写真を役立てています。

さあ、最後の発表タイム!発表の方法も様々!考えたことを「伝えあう」大切な時間です。

学生の授業後コメント

  • 身近な飲み物について、もっと調べたくなった!
  • 1つの結果だけではなく、いくつかの結果から総合的に考えるということ、大事だなと思った。
  • 二人で話し合うことで新しい発見もありとても面白かった。
  • 班によって考察も様々で、目の付けるところも違い、たくさんの意見を取り入れることができてよかった

疑問に思ったことをすぐに調べてみようと思う意欲が大切です。また、考えたことをしっかりと伝え合う力も必要です。個々の力と協働の力を培っていきましょう。

実験は楽しいものですが、安全のためにも気を引き締めながら、1人ひとりが学びを深めていけるように努力していきたいと思います。

理科教員 佐 藤 美 子

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