色覚異常に関するデジタル絵本
2022年5月12日
この春、教育学部教育学科保健教育コースを卒業された山本さんが、色覚異常に関するデジタル絵本を作成しました。
『ふしぎなワンピース』
以下は、作者である山本さんからのメッセージです。
色覚検査が出来る絵本を制作するにあたって、検査方法を確立する事が非常に困難でした。従来の色覚検査の難しいところは、こどもがどう見えているかを口で説明しなくてはならないところと検査する側もどの答えがどの色覚異常にあてはまるのか覚えておかないといけないところだと考えます。その為、登場人物が選択肢を提示する方法を使用しました。この方法ならば、子どもは自分の見え方がどの答えに近いかを選択する事ができ、検査する側も判断がしやすくなると考えたからです。しかし、この方法を取るにあたって「お友達の誰と一番見え方がちかいかな?考えてみよう」といった呼びかけをいれる必要がありました。ですが、成長してからこの絵本をみた子供には出来るだけ自分の口で答えてもらえるようにしたかったため、呼びかけを絵本に記載しないようにしました。その為、この絵本を読み聞かせるには成長過程にあった声掛けをして読み聞かせをしてあげてほしいと思います。 (卒業制作『色覚異常の絵本』あとがきより) |
この絵本には「多くの人に読んでもらいたい」という山本さんの気持ちが込められています。
作者である山本さんに質問などがある方やこの絵本に興味をもって頂いた方は、四天王寺大学 地域連携推進センターにご連絡下さい。
四天王寺大学 地域連携推進センター
E-Mail:exten@shitennoji.ac.jp


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