学内における臨床実習の代替実習を終えました
2022年5月6日
養護教諭免許取得要件となっている「臨床実習」、毎年冬学期の2~3月に医療機関で行われています。新型コロナ感染症の流行状況の中、令和3年度と令和4年度は医療機関での実習が中止となり、学内で代替実習を実施することとなりました。
まず3月、すでに臨床実習を経験した先輩方からそれぞれの医療機関の実習内容を聴く時間を設け、臨床実習のシミュレーションを行いました。臨床実習のイメージ力が高まり、質問や課題の抽出、意見交換が進みました(今回はオンラインでの実施です)。
学生の声
- 子どものニーズに合わせた対応や思いやりの気持ちを持つ大切さを学んだ
- 患者さんの辛さや痛み、逆にどのようにすれば軽減されるのか等、少し実感できた
- 4月に入り、学内における学校看護に関わる実技として「教員が行う学校における医療的ケア」(特定行為としてのたんの吸引・経管栄養など)の手技の確認を行いました。授業内ではDVDを用いて視聴はしていましたが、実際に機材に触れるのは初めてです。皆が緊張していましたが、全員が実践してみようと挑戦しました。
- 病院や支援学校でのことと考えていたが、地域の学校や通常学級で普通に存在することを学び、多様な子どもの存在を意識するようになった。
- 手が震えて不安だったが、メンバーから声をかけられ続けられた、子どもの学校生活を安全と継続のために。
さらに、実習グループの課題を中心とした応急処置の手技の確認、観察項目の確認などもメンバー間で話し合って進めていました。
学生の声
- 医療現場と学校現場で大事にされていることには通じているものが沢山あり、特に対人コミュニケーションの取り方や連携の大切さを学んだ。
- 普段はできないことや聞けないことをしたり聞くことができ、楽しむことが出来た。
今回の代替実習参加者は、令和4年度中に養護実習を控えています。
学びの成果は養護実習にきっと活かされることでしょう。
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