教育学部 教育学科 保健教育コース
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正常性バイアスに惑わされないこと

10月28日(水)3限、千里金蘭大学看護学部教授 中島敦子先生による特別講義『子供の命を守る養護教諭-頭部外傷事故を中心に早期対応に向けて-』が実施されました。
中島先生は、学校現場で30年余りの経験をお持ちで様々な事象に対応してこられました。その経験から、学校における養護実践において必要不可欠なこと、決して過少判断をしてはいけないことなど研究を進め、大学での養護教諭養成および教育委員会等の現職・新任研修会などに貢献されています。

今回の特別講義は、来春現場に羽ばたこうとする教職実践演習(養護教諭)履修中の4回生、また学校現場で発生する事象に学校看護学的視点での対応を学ぶ学校看護学Ⅳ履修中の2回生、さらに入学後半年間も大学に来れず不安な時間を過ごし大学での学びを開始した学校看護学Ⅰ履修中の1回生が受講しました。

 

 

いよいよ講義内容が進み、中島先生の体験した頭部外傷事例の説明が始まるとだんだん受講生の眼が輝きだしました。

『高1、柔道の授業時に大外刈を不用意にかけられた事例』の解説が始まります。

授業後担当教員と保健室来室 → 大丈夫と言い生徒は授業に出席 → 髄液漏,眠気,見当識障害出現 → 消防署に連絡するも、経過説明から髄液ではないと言われる → 頼んで救急車

→1時間後救急病院「経過によっては手術」10日間入院ののち退院

【Drから、先生早く気づきましたね】の一言!安堵する一瞬・・・など語られる。

命に関わることで養護診断に迷う時は、重症と判断し対応することと、講義の中で幾度となくお話され、学校において発生する事象に養護教諭が向き合う際のポイントを示していただきました。

特に、重症を想定した(外部から見えない)事例の対応として次の内容を学びました。

①問診・観察・検査(養護教諭ならではの着眼点)
 ・フィジカルアセスメントは時間をかけて丁寧に繰り返し行う

②養護診断(判断材料=根拠 から総合的に行う)
 ・子どもの日常の姿を知っておく
  (元気な時、ケガをした時の痛がり方、何かある時の表情)

③処置・保健指導(その時の必要事項を重点的に)

④記録(誰が見てもわかりやすく)

⑤事後措置(完治するまで対応する)
 ・学校教育に活かす(PDCAサイクル活用)

 

講義終了後、それぞれ受講生の感想には、将来に向けて、インターンシップや養護実習での自身の課題、今学期の学修目標についてまとめられていました。今後、特別講義の内容を対面・遠隔双方で受講した学生間で意見交換など行いながら、学びを深めてほしいと期待しています。

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