令和3年度 第5回 IBUゼミコンテストを開催しました



 IBUゼミコンテストは、学生が日ごろゼミで研究している成果を存分に発揮する場として平成28年から実施しているコンテストで、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となりましたが、今年度は出場チームが各教室からZoomで参加する形式をとることで開催しました。

 開会に際し、岩尾 洋学長から「2年ぶりにIBUゼミコンテストを開催することができ、とてもうれしく思います。新型コロナウイルス感染拡大の中、今日まで準備が大変だったと思います。皆さんの日ごろの学修成果を楽しみにしています」と開会の辞を述べられました。

 

各チームのプレゼンテーション

 

チームあまやん(経営学科 企業経営専攻)

「地元企業との産学連携による地域の名産加工品『羽曳野かすおでん(仮称)』」

 本学の所在地である地元羽曳野市、藤井寺市の地域活性化として、全国のご当地グルメで観光客を呼ぶことに成功した事例に着目、地元食品会社と商品開発を行い、販売していく企画を考えました。おでんにした理由は、具材の練り物を古墳形にすることで、古墳の町をアピールすることができ、また地元の食材あぶらかすとの相性も良いことからおでんに決定しました。産学連携というセールスポイントで世界遺産をご当地グルメで活性化していきます。

 

チーム幸せになろうよ(経営学科 企業経営専攻)

「結婚と人生の幸せ指数について」

 奈良、平安、鎌倉の各時代の結婚スタイルの違いについて調査、各時代により通い婚が主流、婿養子が主流などその時々で結婚の形に違いがあることがわかりました。現在結婚している女性に取った今幸せかどうかのアンケートでは実に91%が幸せと答えましたが、結婚と人生の満足度調査では結婚、出産を境に満足度が下がる傾向にあることがわかりました。幸福度の低下要因として、①生活費の負担②夫婦関係③家事・育児負担が主な理由として考えられます。また働く妻と専業主婦でも幸福度に差があるなど、今回の調査で置かれている環境により人生の満足度は変化しやすいことがわかりました。

 

ご縁(生活ナビゲーション学科)

「コロナは災害⁈ ~アイデアの力でより良い生活を~」

    コロナ禍で不自由な生活を余儀なくされる中でも、ライフデザイン学科の学びで少しでも生活が良くなればとの思いからフードとファッションの領域で役立つ商品を考えました。コロナを災害と考え、ライフラインが途絶えるような災害が起きた場合でも長期保存ができる商品として、昨年地元食品会社と協力して商品化した「大阪生まれのトレビスリゾット」を紹介します。「大阪生まれのトレビスリゾット」は約半年常温保存ができ、栄養価も高いので備蓄品には最適です。ファッションの領域からは、カラビナ型モバイルバッテリーをデザインしました。コロナ禍における学生生活では、遠隔授業などでスマホやパソコンの使用頻度が上がりモバイルバッテリーが手放せない生活になりましたが、おしゃれなデザインのモバイルバッテリーがなかったので考えました。このカラビナ型モバイルバッテリーならファッションの一部として持ち運べると思います。

 

雨ニモマケズ、風ニモマケズ、ゼミコンニモマケタクナイ(日本学科)

「宮沢賢治と仏教精神」

 宮沢賢治は幼少時より音楽、仏教、昆虫採集などに興味があり、地元岩手の雄大な自然や文化をこよなく愛していたことは、本人が作った造語「イーハトーブ」として作中にも登場しています。賢治は日蓮宗を信仰しており、中でも「布施」(世の中の幸せを叶えるために、自ら行動するべきである)に強い影響を受けたといわれています。代表作の一つでもある「双子の星」は特に布施の影響を受けた作品といわれています。私たちは本学の建学の精神として「利他の精神」(相手の、または他人の利益や便益を重んじ、自己をささげる心構え)の考え方を学んでいます。今回宮沢賢治を研究することで相通ずるものを感じることができました。

 

各賞の発表と講評

各チームの発表に対する審査の結果、2チームに優秀賞・学長奨励賞が授与されました。

 

    また審査員を代表して、須原 祥二副学長から「今回コロナ禍の中、出場するだけでも大変なことだったと思いますが、各ゼミともよく研究していたと思います。研究発表で大切なことは、研究してきたことを明確に分かりやすく、そして根拠を示して客観的に伝えることだと思います。今日のことを糧としてこれからも頑張ってください」との講評を頂きました。

次年度以降も、学生自身が様々な事柄に興味を持ち、主体的に学び自ら発信していく場としてIBUゼミコンテストを開催してまいります。

 

 

 


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