平成の終わりに 〜 埴輪づくりと応神天皇陵を巡る一日



 「ユネスコ(国連教育科学文化機関)」に、「百舌鳥・古市古墳群」を世界遺産一覧表に記載が適当との勧告が14日に出され、今夏に正式登録がされる見込みになりました。活動開始から12年を経ての達成となります。本学の位置する羽曳野市では、ヤマトタケルの墓とされる白鳥陵、最大の体積を持つ応神天皇陵をはじめとする大小の古墳が多数立地する一方、宮内庁所管の陵墓であることから、これまで観光資源としての整備はあまり進んでいませんでした。

 今般の世界遺産登録にはずみをつけ、当地を訪れる内外からの訪問客の利便性を高めるため、行政における各種看板の設置や周辺整備が進められ、また一方で民間事業者も観光資源やお土産、名産品や食事メニューの開発に取り組んでいます。4月末には、羽曳野市、藤井寺市のバックアップの下、羽曳野市役所前に、埴輪づくりが体験でき、様々な古墳グッズを企画販売するショップ「大蔵屋」が新たにオープンしました。


 そこで、平成が幕を下ろす直前の4月27日、本学学生と教員で同ショップを訪問し、産学官の連携によるプロジェクトについて、検討を開始しました。また、埴輪づくりを体験するとともに、新たに企画された「埴輪弁当」についても試食を行い、オリジナルの古墳グッズについての意見交換を同店社長・店長・羽曳野市役所スタッフと行いました。


 その後、平成の時代を振り返るとともに、令和の新時代に思いを込めて、応神天皇陵古墳と、八幡神・応神天皇をお奉りしている誉田八幡宮を参拝しました。

 本学では、今後も百舌鳥古市古墳群の世界遺産登録を機に、地域の観光集客の推進、名産品開発、人材育成など、様々な切り口で産官学連携による地域貢献に取り組んでいきます。

【関連リンク】

#古墳がすぐそこ

→河内こんだハニワの里 大蔵屋


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