本学・羽曳野市共催「公開シンポジウム」が開催されました。
2017年3月7日
羽曳野市・羽曳野市教育委員会との共催で毎年開催される「公開シンポジウム」も、今回で第20回を迎え、去る2月25日(土)、本学大講堂において、「健(すこ)やかに老(お)いる」をテーマとして実施されました。
第1部では、権藤恭之先生(大阪大学准教授)に「百寿者から学ぶ、高齢期のしあわせのありかた」と題して、高齢者心理学の研究者としての経験の中で見出された高齢の方々の生き生きとした姿について、熱っぽくお話していただきました。
第2部では、権藤先生に加えて、髙木幸延先生(羽曳野市体育協会理事・元羽曳野市立小・中学校校長)、仲谷和記先生(本学教授)の計3名をシンポジストに迎え、笠原幸子先生(本学教授)のコーディネートによりシンポジウムがおこなわれました。
髙木先生には、高齢者としてのご自身の立場から、日頃の心構えなどについて具体的に語っていただきました。仲谷先生は、医師としての立場から、健康維持にとっての骨の健康の大切さについて、特に骨粗鬆症にならないためのかんたんな運動法についての説明がありました。コーディネーターの笠原先生からは、まとめとして、高齢者へと歩みを進めるにあたって「健やかに老いる」ことの必要性が再確認されました。
地域の方々をはじめ、300名を大きく越える参加者があり、来場された皆さんは、「老いる」ということに対して、それぞれの感情や感慨をもって熱心に聞き入っておられる様子でした。また、会場からも積極的な質問や意見が示され、充実した討議のうちに、あっという間に予定の時間が過ぎていきました。 本学では、今後も、この「公開シンポジウム」を通じて、地域の皆様方の興味関心に適った情報発信や啓蒙活動を推進して参ります。
第1部 基調講演 権藤恭之大阪大学准教授
第2部 シンポジウム

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