オープンイベント「お絵かき大喜利」



e-COCOROEプロジェクトのオープンイベント「お絵かき大喜利」が、
ICTアクティブ・ラーニング教室にておこなわれました。
期末テスト期間最終日の5限目だったことから、参加者の有無が心配されましたが、日本学科の教員を含む方々が参加してくれました。

今回のテーマは、イベントタイトルのとおり「お絵かき」です。

iPadで作成したイラストを電子黒板に転送して参加者で共有し、お題にきちんと応えられているものを互いに投票しあうようなゲームがおこなわれました。参加者のそれぞれ個性的な作品に対して、みんなで評価しあったりツッコんだりと盛り上がりました。

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 「お絵かき大喜利」のチラシ  記憶スケッチ『白菜』最優秀作品

 

最初は「記憶スケッチ」で『白菜』のお絵かき。
記憶スケッチとは、自分の記憶だけを頼りにお題に出されたものを描くというものです。
制限時間を課されるなかで、覚えているようで実はあいまいな記憶をたよりに、参加者は思い思いの『白菜』を描きあげました。
影をつけて立体感を出そうとした作品が多いなか、チンゲンサイ?のような白菜や、全体を葉先の緑色で塗ってしまった白菜?もあり、笑いを誘っていました。互いに作品を批評して投票をおこなった結果、日本学科教員の作品が最優秀に選ばれました。

次は、同じく記憶スケッチで『(東大寺の)大仏』。大仏といえば容姿やポーズが特徴的ですが、細かく覚えているわけではないので、参加者の個性的な大仏が続々と登場しました。たいていの作品では、螺髪や袈裟、手のポーズなどをなんとか表現しようと苦心したようですが、ある大仏はとある教員をモデルにしていたことで非常に盛り上がりました。
投票の結果、日本学科1回生1名を含む2名が同数票で1位となりました。

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記憶スケッチ『大仏』最優秀作品 SAが参加者にiPadの使い方を補助します

 

最後は「いきなり絵描き歌」です。絵描き歌というものは、描かれるべき目標がわかっているからこそ成り立つもので、それが示されていなければ、実は再現が難しい場合が多いのです。この「いきなり絵描き歌」では、
描かれるべき目標が伏せられたまま、歌の歌詞だけを手がかりに絵を描いていきます。

 

とある無名のゆるキャラの絵描き歌を用いて実際にやってみたところ、歌詞をどのように解釈するかよって、出来あがったキャラクターの特徴が大きく分かれました。

たとえば「袋」という歌詞から、楕円形を描くのか、いわゆる袋のかたちを描くのか、人によってとらえ方が異なるのです。
最優秀には、本来の完成形に一番近いものとして、日本学科2回生の作品が選ばれました。

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SAが参加者にiPadの使い方を補助します いきなり絵描き歌『●オパリスくん』最優秀作品

 

今回のオープンイベントでは、これまでのYouTubeバトルとは趣向を変えて、ICT教室にあるものを参加者に実際に使ってもらおうと試みました。SAが手助けをしましたが、参加者はスムースに使いこなしていたように思います。

 

今後も参加者が主体的に機器を使うイベントを企画することにより、

ICT教室や機器をコミュニケーションを促進するものとして
関心を持ってもらえればと考えています。



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