「地域SWOT分析結果」プレゼンテーションを実施!
2015年8月8日
「地域連携COCOROEプロジェクト」の一環として、学部・学科を横断して開講されている「地域活性化概論」では、夏学期を通してさまざまなゲストスピーカーをお招きし、地域社会の多種多様な課題とその取り組みについて学んできました。
受講学生の学びの集大成として、グループワーク「地域SWOT分析※」に取り組みました。このグループワークでは、これまでに学んだ地域に関する多くの課題、トピックス等を踏まえ、本学が所在する羽曳野市や藤井寺市、さらに周辺地域に焦点を当てました。
最初は学科混成のグループメンバーとSWOT分析の手法に戸惑いを見せていた受講学生たちでしたが、担当教員のサポートを受けながらグループメンバーで協力して検討を重ね、分析結果をまとめ、プレゼンテーションのための資料を作成しました。
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SWOT分析検討中の様子 |
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SWOT分析プレゼンテーションの一場面 |
7月6日(月)、SWOT分析結果報告の予選として、10グループ全員がプレゼンテーションを行いました。
この授業内予選では各グループが藤井寺市、羽曳野市、そして周辺地域について「強み、弱み、機会、脅威」の4つの視点から地域活性化の方向性をSWOT分析し、それぞれ個性豊かな提案を披露しました。学生および担当教員による予選審査の結果、上位4グループが1週間後の本選に出場することとなりました。
7月13日(月)、前週の授業において予選を通過した4グループが本選プレゼンテーションを行いました。
この本選では、これまで学生の学びを多方面からご支援いただいた羽曳野市役所商工観光課課長、藤井寺市商工会事務局長、羽曳野市商工会指導員、藤井寺駅周辺まちづくり協議会会長、事務局長、道明寺まちづくり協議会会長をお招きし、最終審査をしていただきました。
予選時の内容をさらにブラッシュアップした本選のプレゼンテーションでは、最終審査にご協力いただきました地元地域の審査員の方々からも貴重なコメントをいただき、学生たちは神妙な面持ちで聞き入っていました。
本選の最終審査で見事第1位に選ばれた第3班のプレゼンテーションは分析内容が明確で、手作りの資料がわかりやすく整理されており、さらには地域の弱みを強みに転じる戦略に工夫があったとして高い評価を得ることができました。
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第1位となった第3班の表彰 |
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プレゼンする学生と地域の審査員(手前) |
このように学生の学習成果に対して学外から評価をいただくことは、学生のモチベーションを向上させるとともに、学生たちの学びの成果を地域にフィードバックできることから、地域連携プロジェクトの意義をより深くするものと思われます。
最後に、今回ご多忙にもかかわらず最終審査員としてご協力くださった地域の方々に心より御礼を申し上げます。
※ SWOT分析:特定の目標を達成するために、外部環境や内部環境を強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)、機会 (Opportunities)、脅威 (Threats) の4つの要因を分析し、資源の最適活用を考えるための方法の一つ。
