羽曳野市の北川嗣雄市長に「地域活性化概論」の授業で、ご講演いただきました!
2017年6月2日
本学では、大学が立地する羽曳野市および隣接する藤井寺市と包括的連携協定を締結しています。そして、本学の地域連携COCOROEプロジェクトとして、様々な取り組みの一環として、地域連携の授業「地域活性化概論」「地域連携インターンシップⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ」を開講しています。
5月15日(月)に、この協定に基づき、羽曳野市長の4期目を務めておられる北川嗣雄市長にご来学いただき全学科対象科目である「地域活性化概論」において特別講義をしていただきました。上記科目における北川市長による講義は、2015年度に続き2度目です。特別講義の前には、本学の岩尾洋学長、源健一郎エクステンションセンター長、地域連携COCOROEプロジェクトに関わる教員で歓談する時間を持つことができました。
北川市長の特別講義では、まず、北川市長が酒造工場の社員から市議会議員を経て、北川市長が羽曳野市の議員時代からどのようにして市長に選出されたのか、その経緯についてのエピソード等を交えて自己紹介くださいました。
羽曳野市については、最初に現在、多くの地域で課題となっている人口減少や少子高齢化について、羽曳野市では単に人口の減少への対策を施すということだけではなく、市民の方々が健康で、安心して暮らせるまちづくりに取り組まれています。「安全・安心な暮らし」が羽曳野の文化となるように、努められることによって、「ずっとここで暮らしたい」「あんなまちに住んでみたい」と思ってもらえるような、「選ばれるまち」をめざされていることについてもご説明いただきました。
さらに、古墳を多数有する羽曳野ならではの観光とその特徴、特産物等について、市長からのお話に加え、羽曳野市制作の視聴覚資料を用いて詳細にご紹介くださいました。中でも、百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録を目指した取り組み、歴史や農産物などを活かした都市のブランド力や魅力向上について、具体的な政策をお聞きできたことによって、北川市長が如何に羽曳野市を深く愛されているか、学生たちにしっかり伝わったようです。
将来、公務員となることを志望する学生や、企業への就職を控えている学生に対して、市役所の職員募集や、羽曳野市の公務員として求める人材像について語っていただく中で、学生時代に様々な挑戦をしてほしいとのメッセージもいただきました。
この特別講義を受講した学生から、下記のような感想が寄せられました。
- 今日はお忙しい中、私たちの大学においでいただき、ありがとうございました。羽曳野市の市長を13年間も担われ、羽曳野市議会議員を含めると44年間もの長い間、責務を果たされている市長さんから実際にお話を聞く機会があるとは思っていませんでした。
- 北川市長さんのお話は、授業で聞くよりも説得力があり、最後まで興味深くお話を伺うことができました。
- 北川市長が羽曳野市をとても大切にされていて、市民を大切されていることが伝わってきました。「市民のためのまちづくり」という感じが素敵だなと思いました。
- 私は羽曳野市民ではなく、IBU生ですが、羽曳野のことをもって知っていきたいと思いました。
- 待機児童が多いにもかかわらず、保育機関が少ないので、「こども未来館」の計画は、母親からすると助かると思います。待機児童問題などのニュースを見るたびに、「市や府がなんとしなければダメだ」と思っていましたが、羽曳野市はきちんと考えられていると思いました。
- 私は藤井寺に住んでいるので、小学生のころに羽曳野の古墳めぐりをしたことがありましたが、そのときは大して意味がわかりませんでした。しかし、今日、大学生となった今、市長のお話を聞きして、また古墳をめぐってみたいと思いました。
- 事故や犯罪のない地域にしていくための取り組みであったり、今やれることをやっておくことと、チャンスを作り活かしていくことが大切であることを教わりました。
- 北川市長の羽曳野への愛情の深さと本当に心から羽曳野市を良いまちにしたいと考えられていることがわかりました。
- 今日の市長のお話をお聞きして、市役所の職員の方が市民のためにどれだけ努力し、快適に生活してもらおうとしているかがわかりました。私もそのように取り組める仕事に就きたいと思いました。
- 本日は、お忙しいところ本学においでいただいた上、貴重なお話をお聞かせいただき、まことにありがとうございました。これからも羽曳野市の市長として全力でがんばってください。
最後に、羽曳野市長から本学学生へ、「百舌鳥・古市古墳群」の世界文化遺産登録に向けたメッセージ発信の一環として、市が運行するコミュニティバスのラッピングをデザインするという企画の依頼がありました。
「本学の学生のみなさんがデザインしたバス」が羽曳野のまちを走ります!
羽曳野の魅力を伝え、若い感性で、話題性のあるデザインを提案してみませんか。
募集要項や申込書類は、IBU.net(学生ポータルサイト)に掲示されているので、各自でダウンロードして挑戦してください。
バスラッピングデザイン案の提出先はエクステンションセンター。
提出締切は7月18日(火)になっています。
羽曳野市HP:
https://www.city.habikino.lg.jp/
羽曳野市世界文化遺産推進室HP:
https://www.city.habikino.lg.jp/soshiki/shichou/sekaibunka/index.html
