「英語村サポートボランティア」夏の活動状況



「英語村サポートボランティア」夏の活動状況

    教職教育推進センターでは、教員をめざす学生の英語指導力向上のため、河内長野市および藤井寺市と連携し、両市の英語村事業等に学生をサポートボランティアとして派遣しています。この夏休みの活動状況をお知らせします。

1.河内長野市「えいご村のえんにち」

  7月24日(日)に「イズミヤゆいテラス」(河内長野市地域まちづくり支援拠点)で開催された、「えいご村のえんにち」に、教員をめざす2~4年生の学生がボランティア参加しました。

 

えいご村のえんにち♪(河内長野市によるチラシ)
 

    このイベントは、河内長野市の「英語村構想事業」の一環として実施するもので、「楽しみながら英語を学ぶ(edutainment)」をコンセプトに、幼児・児童にネイティブ講師と英語でのコミュニケーションに挑戦する機会を提供しています。

 本学では、令和元年度の本事業発足時より、教員をめざす学生の「子どもへの英語による関わりを実践的に学ぶ場」と位置づけ、教職教育推進センターが窓口となって、学生を「英語村サポートボランティア」として派遣しています。

    当日は、夏休み最初の日曜日ということもあり参加者777名と盛況でした。浴衣や甚平で来場してくれた子どもたちも多く、英語へのチャレンジだけでなく縁日気分も味わってくれたようです。学生たちは、ネイティブ講師のサポートや子どもたちへの寄り添い、そして子どもたちから英語の発話を引き出す工夫にととてもよい学びの機会を得ることができました。

当日の様子

受付(学生が英語で説明しています。)

 

受付横(河内長野市長様・教育長様が来場くださり、学生たちの活躍もご覧いただきました。)

わなげコーナー(学生が受付をしています。) 

 

玉入れ・ストラックアウトコーナー(学生が子どものサポートをしています。)

英語お楽しみ会(子どもたちは、英語でのダンスやビンゴなどとても楽しんでくれました。)

 

ミニボーリングコーナー(ネイティブ講師が投球側、学生がピン側で声掛けをしました。)

魚つりコーナー(午前中は長蛇の列だった魚つりも午後はゆったりのんびり、ネイティブ講師とともに楽しんでいました。)

 

くじびきコーナー(4か所以上のコーナーでスタンプをもらうとここでくじ引き(ひも引き)ができます。小さい子どもは、学生にサポートしてもらいながら、ひも引きにチャレンジ。「えいご村のえんにち」の記念に全員景品を持ち帰ってもらいました。

 

2.河内長野市「えいご村フェスタ」

 8月21日(日)には河内長野市立市民交流センター(キックス)にて「えいご村フェスタ2022」が開催されました。この催し自体は今年で4回目を数えますが、初の試みとしてスキットを利用して英語でのやり取りを楽しむ「えいご村でショッピング」が実施されました。ここで用いたスキットは本学の学生が、英語科の教員の協力のもと授業などを利用して作成したものです。河内長野市教育委員会から作成の依頼をいただき、学生たちは頑張って作成してくれました。

 当日は、フェスタ全体で371名の来場があり、うち221名の方が「英語でショッピング」に参加くださいました。本学からは、学生10名がサポートボランティアとして参加し、子どもたちとの対話を楽しみました。なお、市教委のご好意で、昨年度から学生の企画による出し物を1本させていただいています。昨年度はゴミの分別をテーマにした劇とゲーム「ブンベツジャー」、今年度は身体の動きを表す英語を忍者修行をモチーフにしたアクティビティで感覚的に覚える「忍者パーク」を実施しました。子どもたちはとても楽しんでくれ、学生たちも充実した時間を過ごすことができました。

えいご村フェスタ(河内長野市のチラシ)

当日の様子

 受付
入場した子どもたちは、手指消毒のあと、まずここで学生ボランティアからお買い物のルールを英語で説明してもらいます。子どもたちは一人20コインをもらってショッピングを楽しみます。5店以上でお買い物をしたら、宝くじにチャレンジできるルールです。1店でお買い物をし過ぎると5店回れなくなくなるので要注意。学生にとっては、イラストや身振り表情などを駆使し、どうすれば英語で伝えらえるかを学ぶいい機会となりました。

 

駄菓子屋さん
ここで売っているのは「うまい棒」。全部で8種類あります。子どもたちは、自分の欲しい味のうまい棒を英語で注文します。大人の予想と子どもたちの好みの味は結構違っていました。恥ずかしそうにする子ども、堂々と英語で注文をする子ども。子どもたちの様子は様々ですが、どの子にも、頑張れ!っていう気持ちがわいてきました。

くだもの屋さん
ここはフルーツショップ。おいしそうですが、本物そっくりのサンプルです。どれも1個1コイン。子どもたちはどれを何個買うかを英語で伝えます。ネイティブ講師や学生ボランティアは色々な声かけをしながら、子どもたちから英語を引き出していきます。イチゴをいっぱい欲しいけれど、買いすぎるとコインが足りなくなるので、ぐっと我慢して店員の勧めに”No”という子も。

 

ハンバーガー屋さん
ここはハンバーガー屋さんです。残念ながらハンバーガーもジュースもすべて写真をパウチしたもの。それでも子どもたちは真剣に注文を考え、受け取った品物は、トレイにのせて大事そうに運んでいました。メニューを見ながら、ネイティブ講師や学生ボランティアとやり取りするなかで、子どもたちは自分の欲しいハンバーガーや飲み物の種類も英語でいえるようになりました。   

 アイスクリーム屋さん
ここはアイスクリームショップ。残念ながらここも本物ではありません。でもパウチされたアイスクリームのイラストを真剣に眺めています。この色は何アイス?英語でなんて言うの?イラストなので種類が豊富。楽しく英語でやりとりをしました。

 

文房具屋さん
ここは文房具屋さん。カラフルなもの、かっこいいものなど色々なデザインの文房具がならんでいます。お買い物をした文房具から気に入ったものを1つプレゼント。文房具の英語は結構難しいですが、頑張ってチャレンジ。どれにしようか真剣なまなざしでチョイスしていました。

 

忍者パーク(学生企画)

 

ここはショッピングモールにあるイベントステージに見立てた、お楽しみコーナー「忍者パーク」。身体の動きを遊びながら英語で学び、アクティビティーで体感的に獲得します。最後まで頑張ったら左の認定証を授与。学生たちは内容言語統合型授業づくりの一環で実践させていただきとても良い学びができました。昨年度から学生企画をさせていただいており、右は昨年度のキャラクターのブンベツジャー。ゴミの分別にチャレンジしました。

ビンゴ&宝くじコーナー

ここは最終コーナー「ビンゴ&宝くじ」です。まず、ネイティブ講師と一緒に、数字を英語で練習します。学生ボランティアは子どもたちのサポート。数字が完璧になったら、ビンゴゲームにチャレンジ。数字がそろいビンゴになったら、宝くじ(ひも引き)で景品をゲット。子どもたちは、テンションも上がりとても楽しそうでした。英語で遊んだ思い出と一緒に、景品、うまい棒、文房具をもって会場をあとにしました。

 



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