International Walk in 藤井寺!ユタ大学留学生と世界遺産の古墳めぐり!



本学の周辺に分布する応神天皇陵をはじめとした 古市古墳群 が、長年にわたる地域の熱心な活動の結果、悲願であった ユネスコ世界遺産に登録 されることとなり、内外から今注目を集めています。
そこで、藤井寺の公認まちづくり団体である「まなリンク協議会」との共催により、本学に短期留学プログラムで滞在しているユタ大学の留学生に、古墳の状況や、大学の地元である藤井寺を知ってもらうとともに、古墳を中心とした今後のインバウンド観光戦略を考えていくこと、そして英語で古墳や地域を案内、紹介していくことができる学生の育成を狙いとして、本学学生とともに、古墳群を回るイベントを6月に実施しました。
藤井寺観光協会・観光ボランティアの会の皆様の9名のご案内により、土師ノ里駅に集合した、日米23名の学生、教職員5名は3チームにわかれ、初夏の古墳群を巡りました。観光ボランティアには、元教員や海外駐在経験者など英語の堪能な方も多数です。

今回のルートは、土師ノ里〜鍋塚〜仲津姫陵〜古室山古墳〜赤面山古墳〜大鳥塚古墳〜応神天皇陵を巡りました。

応神天皇の妃といわれる仲津姫陵古墳は古市古墳群第二の規模です。

古室山古墳は登ることができ、頂上からは四天王寺大学方面や藤井寺、ハルカスなどの全景を眺めることができます。

応神天皇陵は古市古墳群最大の前方後円墳で、体積では日本最大の規模です。

古墳めぐりの後は、道明寺および道明寺天満宮に参拝し、菅原道真公の話や梅、撫で牛の話、参拝の作法を学び、古墳を造営するために使われた「修羅」も見学しました。

見学終了後は、留学生と日本人学生で、感想を述べあうとともに、世界遺産である古墳をどう盛り上げ、世界に発信していくかについてディスカッションを行いました。
この度お世話になりました、藤井寺観光ボランティアの皆さま、まなリンク協議会の皆さま、ありがとうございました。冬学期には昨年に引きつづき、浙江交渉大学からの留学生とインターナショナルウォークを実施予定です。

参加学生のコメント

Q:世界文化遺産に登録されたら外国から観光客は来ると思うか?

  • きっと来ると思う。
  • その人たちがSNSで上げることで次につながるので楽しめるかどうかは重要な要素。

Q:どんな楽しめる仕掛けがあればよい?
◎ツーリズム(観光ツアーなど)を充実させた方がいい。

  • ガイドはとてもよかった。歴史的背景に触れないと楽しめない場所。
  • お寺の参拝の作法などが体験できてよかった。
  • 道明寺天満宮では車にお祓いをしているのを見た。ああいう体験があるといい。
  • 古墳だけでなくお寺や神社をアピールした方が結果面白い旅行になる。

Q:どんなツアーが効果的か?

  • 最初に古墳群全体を見られる丘からスタートするツアーがあった方がいい。
    ※ミュージアムのような展示場所ではなく、やはり本物場所(SNS映え)。
  • 古墳巡りの場合は住宅街を歩くので休憩場所やお土産を買う場所がないので、ツアーの行程に効果的にカフェや売店があった方がいい。

Q:個人旅行者やバックパッカー向けには?

  • ガイドがしなくても古墳巡りができるように順路に沿って矢印などの案内サインや地図が充実しているといい。

Q:どういったメディアに発信すれば効果的か?

  • まずはグーグルで検索する。英文サイトの充実は必要。
  • FacebookやTwittrerで知る人も多い。そこを入口に具体的なサイトへ誘導する感じがいい。(SNSだけではイイネで終わる可能性もある。)
  • YouTubeなどの動画も有効
  • クールジャパンの象徴であるアニメなどもアメリカ人は大好きでよくみる。
  • 著名な漫画家を使ったPRアニメで、観光案内ではない古代のストーリーなどを発信すればファンができる。(例えばヤマトタケルなど)
  • まなりくんは? アメリカ人にゆるキャラはあまり効果的ではないと思う。
  • トリップアドバイザーはリピーターがよく利用する。エアビーアンドビーもホテルドットコムも含めて行き先を決めた人がホテルを探すサイト。まずは藤井寺が行き先にならないといけない。
  • 大阪に来た人は、細かな旅程を決めていない人も多い。関西国際空港などに英文パンフレットなどを置くこともいいかもしれない。
  • ガイドで「kofun」という日本語発音を習ったのはとても嬉しかったが、まだ来ていない人への検索ワードにはならないだろう。浸透すればいいが、sumoやsushiのように認知されるのには時間がかかる。

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