教育研究上の目的・3つのポリシー等

短期大学部 保育科


卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

保育科は、聖徳太子の仏教精神をもとにした仏教保育の理念と方法を体得し、人間性豊かで慈愛に満ち、受容性と共感性に富む、保育実践力の基本を身につけた保育者養成を目的とします。グローバルな視点が必要な現代社会における保育者の役割を自覚し、仏教保育の理念を理解したうえで、子どもや保育に関する基礎的・基本的な知識の理解と、適切な思考・判断・技術に基づいた保育実践力を身につけることを目指します。
社会に貢献できる有為な人材を育てるために、卒業時点において学生が身につける能力・資質として以下の3点を定めます。

  1. (1)建学の精神に基づいた人格形成
    仏教保育の理念と方法を体得し、受容性と共感性に富む慈愛に満ちた保育の実践者として、子どもの成長とともに自らの人格形成を目指す。
  2. (2)保育者としての幅広い教養と専門的・実践的な知識及び表現・技術の獲得
    保育や子どもとそれらを取り巻く社会状況に関心をもち、保育技術の向上や新たな知識の獲得に意欲的に取り組み、保育や幼児教育、福祉、また子どもや子育てに関する知識を理解し、子どものあそび・表現活動にかかわる基礎的な技術力を身につけるとともに、保育現場における適切な表現・援助の方法を体得する。
  3. (3)自己表現力・コミュニケーション能力及び課題解決能力の修得
    保育現場で生起する課題に対して、適切な判断を下すことができ、コミュニケーション能力を発揮して臨機応変に保育を展開することができる。さらに、自らの保育実践を省みて、新たな課題を設定できる。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

教育課程の編成、教育内容

保育科における教育課程編成・実施については、幼稚園教諭2種免許状及び保育士資格の取得を基本的な考え方としています。「保育実践演習I~IV」を中心に、保育の本質を捉え、仏教保育の理念に基づいた子ども観や保育観を基礎とした専門的な実践力を身につけることができるように、系統的に分類した6つの科目群について、基礎・基本から応用・発展へ、また、確実な知識・技術の習得から課題解決力を培う探究型の学習態度の育成へと、確実に保育実践力を自ら身につけていくことができるように、各専門科目を年次配当しています。

  1. (1)「保育者論」「保育原理」「教育原論」「社会福祉」など、保育の本質や意義、保育制度や歴史、保育者の役割に関する科目群
  2. (2)「保育の心理学」「子どもの保健」「家庭支援論」など、心理学に基づいた子どもの発達や家庭支援の基礎理論に関する科目群
  3. (3)「幼児教育課程総論」「保育内容総論」をはじめ、保育内容(領域別の理論と実践)に関する科目群
  4. (4)「音楽」「小児体育」「図画工作」など、保育に必要な表現技術・基礎技能を身につけるための科目群
  5. (5)事前・事後指導を含む学外実習、学外実習での課題解決に関する科目群
  6. (6)「保育実践演習」「仏教保育論」など、仏教精神を核とした、慈愛に満ちた保育者を育てるための本学独自の科目群

教育方法

  1. (1)具体的な保育事例やICTの活用を通して、保育への興味や関心を高め、専門的な知識の理解力や課題把握・解決力が身につくような授業を実施します。
    • ・基礎知識や理論に関する科目については、聞く力・書く力を大切にし、授業規律の徹底を図ります。
    • ・理論や技術の応用や発展を目指す科目については、グループワーク等を通して協調性を育みながら、話す力や問題解決能力が身につくような授業を実施します。
  2. (2)個人差の大きなピアノ演奏力については、大学入学前から「ピアノ初心者向け基礎講座」を開講します。入学後も個人指導を行います。
  3. (3)異学年交流や地域の保育現場と連携したアクティブ・ラーニングによる教育を実施します。保育実践力を身につける意欲を高め、慈愛に満ちた保育者としての態度を培うことができるよう、保育科全教員がティームティーチング制で指導にあたり、学生の学びを推進します。

学修成果の評価方法

  1. (1)上記に示した教育課程における学修成果の評価については、各科目の特性に合わせて、筆記試験や実技試験、課題の提出やレポート作成による多様な評価方法により、基礎的な聞く力や書く力などの学習態度も含めて評価します。
  2. (2)慈愛に満ちた保育者としての資質・態度を身につけるために、授業への出席回数はもとより、グループワークや発表などへの参加度、グループで作成するワークシートも評価の1つとして取り入れます。
  3. (3)ピアノの技術力については、個人差が大きいため、ルーブリックによる評価を行います。
  4. (4)保育科の核となる「保育実践演習I~IV」では、毎回の授業で作成するワークシートと各セメスターの最後にまとめるレポートによって構成されるポートフォリオによる評価をセメスターごとに行います。このポートフォリオによる学生一人ひとりの評価は、学科会議や年度末の保育者養成課程研究会で検討し、学科教員全員で共有します。

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

保育科は、「卒業認定・学位授与の方針」(ディプロマ・ポリシー)、「教育課程編成・実施の方針」(カリキュラム・ポリシー)に定める教育を受けるための条件として、具体的には次のような能力・資質、目的意識を持った人物を求めます。

  1. (1)保育や子どもに対する学びへの興味・関心が高く、慈愛にみち、将来、保育者(幼稚園教諭・保育士・保育教諭)となる明確な意志をもっている人物
  2. (2)将来、保育現場で、子どもの援助だけでなく、子育て支援等における保護者への支援の基礎となるコミュニケーション能力や自己表現力を、仲間と協調して高めようとする人物
  3. (3)保育現場で要求される保育技術、特にピアノ演奏についての能力獲得意欲がある人物
  4. (4)高校生活全般を通して自分の知的好奇心を育てながら、高等学校で学ぶ基礎学力(特に国語)及び音楽に対する基本的な知識を身につけている人物