美味しいラーメン屋さんがあるからということで友達と一緒に食べに行ったけれども、それほど美味しいとは思わなかった、という経験はありませんか。この世に"美味しいラーメン"は、残念ながら存在しません。あるのは、"美味しいと感じるラーメン"だけです。
価値観は人によって違うのだから当たり前だという人もいるでしょう。しかし、「嘘をつくのはよくない」というのも、個々人の価値観よって違うのでしょうか。ある時代のある社会においては、人々の間にかなり共通する価値観があるのです。この共通性は偶然なのでしょうか、それとも何か理由があるのでしょうか。
本ゼミでは、「社会意識」という観点から考えます。具体的には、日本の大学生の恋愛意識をテーマにして、私のゼミの学生自身が回答することにより1996年から蓄積してきたデータに基づき、検討していきます。ゼミの学生は、自分自身をも対象にしながら、自分を含む社会全体の"動き"を理解し「当たり前」のことは本当にアタリマエなのか、その根底に「社会の論理」があることに気づくのです。"おもしろい"ことが本当に理解できるようになるためには、好奇心と驚きによる主体的な追究心が必要。しかし、多くの仲間とワイワイやりながら、他の人の意見も参考にしながら取り組んでいくと、そんなに難しいことではないことが分かるはずです。



大関 雅弘 先生(Masahiro Ozeki)
私たちが日常生活において"当たり前"と考えていることが、なぜアタリマエなのか問い直したことはありますか?
このゼミでは、現代社会におけるさまざまなテーマに社会意識という観点から迫り、これまで意識してこなかった「社会の論理」を追究していきます。社会学は、自分の身の回りで起きていることすべてが学問の対象になります。その思考の基本は「自分」。自分が興味を持ったテーマを、ぜひトコトン追ってください。
坂口 菜宝子 さん(Nahoko Sakaguchi)
ゼミで扱ったテーマのひとつに、「恋愛と愛情」があります。
私は「恋愛=愛情」だと考えていましたが、私たちが抱いている社会意識に即して考察すると、時代や文化によってそのアタリマエが成り立たないことに気づきました。
ゼミを通して、自分のなかに形成されている当たり前のことを考え直すことで、新たな考えや社会の流れを知ることができました。授業は毎回、とても楽しく取り組むことができ、広い視野が身につきます。多角的に物事を分析できるように、これからもいろいろなことに興味を持とうと思います。












