人文社会学部 社会学科 -最新情報-

大大阪時代の趣味家、楠瀬日年の作品を通して上方の美について学びました。

 卒業生の南木ドナルドヨシロウさんが、田原ゼミで近代大阪の御粋方(ごすいほう)である楠瀬日年(1888-1962)という篆刻家の作品をとおして、近現代社会における美術作品評価の変遷と上方の美について講演してくれました。

 南木さんは、「大大阪と南木芳太郎――趣味人たちが見た上方の美とは」という卒業論文を仕上げて2013年に本学の社会学科を卒業しました。卒業後、大阪大学文学部(東洋美術史研究室)で一年間、美術史について学び、現在は、大正から昭和戦前期に活躍した文化人たちについて研究し、日本の美術・芸術の素晴らしさを若い世代に継承する活動をしています。現代社会で忘れ去られた作家の作品を発掘しながら、東洋美術の日本篆刻家協会理事長・井谷五雲先生の機関紙『文報』に、篆刻家、小説家、画家、趣味家などの文化人を紹介する記事を連載したり、「壱咢秘宝展(2017年、大阪心斎橋小大丸画廊)」や「モダン都市大阪の記憶(2019年、大阪市立住まいのミュージアム)」などに自ら蒐集した所蔵品を出品したり、幅広く活動しています。

 四天王寺大学在学中、南木さんは書道部に所属し、中国へのスタディ・トリップも経験しました。四天王寺大学の4年間をとおして現在の活動の基盤を構築することができたと力強く語りかけてくれました。来年の春には、大阪の美術館でコレクション展の開催を企画中だそうです。四天王寺大学の社会学科では、南木さんのような社会科学にとどまらない多様で自由な学びと活動を応援しています。

 

楠瀬日年の作品(画面右側)を持参して講義してくれました。

 

ゼミ生たちは資料を見ながら熱心に聞いています。

 

書画の詳細を説明してくれました。

 

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