人文社会学部 社会学科 -最新情報-

田中晶子先生の研究活動レポートが届きました!

 大学では授業期間が終わり、春休みに入りました。春休みなど授業の無い期間に、大学教員は何をしているのでしょうか?社会学科の教員の中には、調査や研究のため、フィールドワークに出たり、現場の人々や他の研究者と交流しながら研究活動を進める教員もいます。今日は、心理学を専門とする田中晶子先生の活動レポートを紹介します。

 

 社会学科で心理学を教えている私は、心理学研究から得られた知見を、福祉や犯罪捜査の現場で活用するための活動に携わっています。
 少し具体的に説明しますと、児童相談所等の福祉機関や警察・検察の捜査機関では、虐待被害を疑われる子どもから出来るだけ負担をかけずに正確な情報を得るために、心理学の知識を利用した聴き取り(司法面接と呼ばれます)が実施されており、このような面接の手法や関係する心理学的知識をお伝えする活動をしています。
 子どもから被害について正確に聴き取ることはとても難しいため、面接手法の習得だけでなく、子どもと関わりを持つ専門家同士が連携することも重要です。私も授業のない期間を利用して、子どもと関わる実務家や他分野の専門家と積極的に交流をはかっています。
 先日は、警察と福祉の連携を促進することを目指すプロジェクトが主催するシンポジウム「児童虐待対応のための警察と福祉の対話をめざして」の中で企画された「子どもの報告を支援するにはどうするか」をテーマとするワークショップに参加し、警察官・検察官、児童相談所職員の方々、刑法や被害者学の専門家等と意見交換を行いました。このような場を通して、現在の取組みを知り、課題を整理しながら今後の研究活動の方向性を考えます。

 日々、児童虐待に関するニュースが報道されており、高校生の皆さんの中には、痛ましいニュースを見聞きして感情が揺さぶられたり、「なぜこのようなことが起こるのだろう?」といった疑問が浮かんでくる方もいらっしゃることと思います。
 虐待だけでなく、社会には様々な課題があり、そのような課題の理解や対処に心理学や社会学をはじめとする様々な学問はどのように寄与できるのでしょうか。IBUの社会学科の中で、多様なコースを組み合わせながら学ぶことによって、新たに見えてくることがたくさんあるように思います。
 私も、学生の皆さんと授業やフィールドワーク等の機会を通して様々な課題を共有し、ともに考えたいと思っています。興味のある方はぜひ、社会学科への進学を検討してみてくださいね!

 

 

 

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