人文社会学部 社会学科 -最新情報-

地域社会学ゼミの課外活動:フィールドワークを実践

前回から紹介をしている地域社会学ゼミの課外活動。

岐阜県郡上市の和良町における1泊2日の行程では、前回とりあげた稲刈りの「体験」だけでなく、ほかにも「聞き取り」や「巡検(観察)」など、いろいろなプログラムを実施しながら地域社会の現状を学びました。報告の後半となる今回は、それらのフィールドワークについて前回と同様、写真を交えながら紹介していくことにしましょう。

 

まずは初日、前回報告した稲刈り作業のすぐ後ですが、稲刈りの際に指導をしてくださった地元の農家、岩手さんのご自宅の作業場にお邪魔し、お話を聞くことができました。

岩手さんは地元で長く農業法人の代表をしてこられた専業農家で、地元の水田の耕作や収穫作業を多数請け負うなど、「和良の農業を守ってきた」というにふさわしい存在の方です。その岩手さんに、作業場であるライスセンターで現在おこなわれている作業内容についてお話をうかがうとともに、和良町をめぐる農業の現在、そして今後の展望についてもお聞きすることができました。

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▲地元農家の岩手さん。たいへんお世話になりました

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▲巨大なコンバイン。手作業でおこなった稲刈りのあとなので機械のありがたさをあらためて感じるとともに、けれどもそのお値段にも驚愕!

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▲ライスセンター内は、フル回転で乾燥と選別、袋詰の作業中でした

 

 

地域社会学ゼミの学生たちは、これまでのゼミ内での発表と議論のなかで、たとえば「少子高齢化」や「農地保全」、「獣害と人びと」、「地域ブランドの可能性」といったそれぞれの関心を育ててきました。それらが、現場で現在どのようになっていて、また、現場の人びとはどのように考えているのか。お話を聞き、質問をするなかで、より関心を深めることができたようでした。

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▲お忙しいにもかかわらず、質問にも丁寧に答えてくれました

 

2日目は、いったん和良を離れ、同じ郡上市でも市街地の旧八幡町へ。旧八幡町は、歴史的な町並みや水利用の多彩さ、そして、多くの人を集める盆おどり行事、「郡上おどり」でたいへん有名なところです。地域社会学ゼミでは、地域生活を支えてきた「水」と人びとのつきあい方にもたいへん関心を寄せています。そこで、現地で実際にその一端を確かめました。

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▲郡上八幡を流れる長良川。美しいですね

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▲郡上八幡の人びとが利用してきた共同の水場。奥の社は水神さま

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▲当然ながら飲んでみましたが、なかなか美味しいお水でした

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▲和良では農業用水路も見学させてもらいました

 

そして、ふたたび和良町に戻り、「和良おこし公民館」で協議会はじめ地元の方々とバーベキューで昼食会。ふんぱつして飛騨牛を用意したのですが、地元でとれた鹿肉や鮎、焼き芋などいろいろと差し入れもいただき、たいへん華やかで美味しい時間となりました。昨日からお世話になった方々ともあらためて歓談することができ、食事という以上に有意義にすごすことができました。

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▲今回の合宿は大阪産業大学の環境社会学ゼミと合同でおこないました。最後に一緒にパチリ

 

以上、たいへん濃密であっという間に2日間が過ぎた、そのような課外活動でした。頭で考えているだけではなかなかピンとこないことも、現場にいくとハッと教えられることがしばしばあります。実際、今回合宿に参加した学生たちも多様に現場のリアリティを感じ、それゆえ、たいへん満足をしたようでした。けれども、そういったことも、地元の方々の協力なしではなにも成立しません。和良町の方々のご厚意にあらためて感謝です。

そして、学生たちは今後の研究の深化でお返しをしていくことになります。みんな、今回の経験を活かして、いい議論をして、いい卒論を書こうね!

 

 

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