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人文社会学部 日本学科 -最新情報-

遠隔授業下での学び —— 日本語教育模擬授業

日本学科では、日本語を母語としない人への日本語教育に関する学びも展開されていることは、本学公式サイトの日本学科紹介コーナーや過去の学科ブログでもお伝えしてきましたが、今回はその一環「日本語教育実習指導及び実習」の、2020年度夏学期のある回の様子をご紹介します。

今学期は遠隔授業でしたが、終盤の数回をかけて取り組んだのが「初級文型を教える模擬授業」。初級日本語のコースで教授する文型のうち、教員が指定した数種について、受講者が日本語の先生となって学習者に教える授業に関する取組みです。その文型を教えるための授業を構想し、教案を作成し、教材を準備し、模擬授業に臨みます

ふだん自分たちが母語話者として無意識に駆使している文法を、日本語を母語としない人、しかも初級段階で日本語の蓄積の少ない人に教えるには……? その文型の形・意味・機能の再確認から出発し、学習者に十分に理解してもらうための導入や説明の仕方を考え、効果的にかつ効率よく学んでもらえるには、どのような練習・活動がどれだけあればよいかを模索し……。1コマの模擬授業の実施までに受講生がしなければならないことは山積みでしたが、今学期これまでの回で取り組んできた課題(例えば「専門家の授業を観察する」「効果的な板書とは」「ある文型の、意味の練習・機能の練習を考案する」など)を参考に、またこれまでに「日本語教育学概論Ⅰ・Ⅱ」「日本語教授法Ⅰ・Ⅱ」などの授業で学んできたことも生かし、受講者各人が自分の授業の教案と教材を作成しました。それらは教員に添削され、また受講者間でそれぞれの要改善点やよいところを共有し、改稿を経て、何とか模擬授業実施に至りました。

遠隔授業下ということで、実際の教室や教壇や黒板を使っての模擬授業はできず、受講者各人の自宅での実演をweb会議システムで中継するという制限された形ではありましたが、各人がそれぞれの授業を行いました。

今学期はコロナ禍のために、例年のような日本語学習者に対しての実習が実施できなかったのは残念でしたが、受講生の皆さんにはこれまでの学び、それに努力した経験を、ぜひ生かしていっていただきたいと思っています。

ちなみに、昨年度の実習の様子の紹介記事はこちらです。よろしければこちらもご覧ください。

日本語教育の学びを実践——日本語日本文化研修留学生との交流

【関連リンク】

→日本学科の紹介はコチラ

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