人文社会学部 日本学科 -最新情報-

博物館実習を行いました [前編]

人文社会学部日本学科と社会学科で学芸員資格の取得を目指す学生は、毎年、8月の末の3日間、四天王寺において博物館実習の集中講義に取り組みます。

しかし、猛暑が収まらないうえに、新型コロナ感染症も収束する兆しもないままに迎えた今年の夏の実習は、いままでとは少し様子が異なりました。

まず、全員がマスク着用で、かつディスタンスをとることを重視し、作業などで距離が保てない場合は、フェイスシールドの着用となります。手指の清潔さを保つことは資料を取り扱う際の基本ですが、そこに、消毒という作業も加わります。

このような状況では、いつものように宝物館での実習は難しいと判断され、今年は、四天王寺本坊内の研修室に加え、食堂(じきどう)の広い空間を提供していただき、換気が十分にでき、空調も効くという快適な空間で実習を行うことになりました。

 

実習のはじめは、学芸員の職務を復習することから始まり、教育普及活動を中心に、図録の作成や広報活動などについても、四天王寺宝物館の実際の事例の紹介をしていただきながら、今までの学芸員養成課程の学びを振り返ります。

 

午後からは、少人数グループに分かれての実習が始まります。

実習内容は、主に仏像の取り扱いに関する実習、掛軸と巻子などを中心とした資料を取り扱う実習、埋蔵文化財について学ぶ実習と拓本実習などから構成され、2名のペアあるいは3名のグループで実施します。そして、最後に、冬学期に展開する学内展示実習の企画を立てるための学びへとつなげる座学を行います。

 

前編では、仏像の取り扱いについて学ぶ実習をご紹介しましょう。実習生たちは、広い部屋の中で少人数グループに分かれ、法量(寸法)を取り、調書を作成する実習、仏像を輸送のために梱包をし、その梱包をといて実際に展示できる状態にする実習、撮影実習などを二日間にわたって、細かな指導を受けながら行いました。

 

いままでであれば、それまでに数回の宝物館での展示や撤収実習を行ってからの集中実習になるため、展示や撤収の作業補助ですでに仏像に実際に触れている学生が多いのですが、今年度は、新型コロナ感染症流行のために宝物館での実習に参加出来ないままになっている学生も多く、さらには、マスクとフェイスシールドのために動きにくいということもあり、かなり苦労している様子でした。

 

 

「後編」に続きます。

 

【関連リンク】

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→日本学科ブログ:博物館実習を行いました[後編 ]

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