人文社会学部 日本学科 -最新情報-

授業紹介「パフォーマンス実践演習」とは? [前編]

日本学科の特色のある授業の一つとしてあげられるのが、集中講義(休み期間中に、一日4コマ×4日間という集中スケジュールで行われる)「パフォーマンス実践演習」です。日本学科の学生の多くは、国語教員、一般就職、日本語教員などを志望しています。これらの仕事に共通して必要なものとはなんでしょうか?

どの仕事においても共通している重要なことは、「自分の考えを表現する」ことです。日本学科では、学科の方針として「自分の考えを表現する」ことに力を入れてきましたが、これから紹介する「パフォーマンス実践演習」は、声や表情、動きなどの身体による表現を学ぶ授業です。例年、「受講前と受講後で自分が変わったのがわかる」という学生からの評価が多く寄せられており、学生からの評価が高い授業のひとつです。では、「パフォーマンス実践演習」を受講して何が変わるのでしょうか。授業の内容を紹介しながら、before-afterについて考えていきましょう。

1日目は授業の説明の後、「ヴォイストレーニング」を行います。顔やのど、肺などのつくりを確認しつつ、どの筋肉を利用したら声が出るのかを、外部講師の先生が説明してくださいます。良く響くよい声を出すためには、様々な筋肉を使います。体を動かし、のどの筋肉の動きを確認し、全員で声の出し方を追求します。四苦八苦しますが、なかなか良い声がでません。

次は、身体表現のエクササイズです。外部講師の先生からの「みんなが考えるコミュニケーションとはどのようなこと?という問いかけから始まり、様々な身体を使ったコミュニケーション活動を行います。まずは、教室内を一定のスピードで歩き回りながら、ぽっかりと空いたスペースを作らないようにするエクササイズをおこないます。

なかなかうまくいかず、どうしてもぽっかりと空間ができてしまいます。空間を作らないようにして、全体を意識しながら歩き回るという活動は思いのほか難しいのです。考えてみればそうですね、他の人がどこに向かって進もうとしているのか、互いに相手の動きを予想しなければいけません。知らず知らずのうち、受講生は身体コミュニケーションの難しさを体感していきます。体が温まったころ、自己紹介に入ります。そして、自己紹介を生かした他己紹介に入ります。これらの活動を通して、受講生は、相手を知ることとはどのようなことなのか、また、相手から見える自分とはどういうものなのかを把握していきます。

 

さらに、お互いの名前を覚えるために様々なエクササイズを行います。このような活動を通して、恥ずかしさが徐々に薄れていきます。

活動終了後、「ヴォイストレーニング」「身体表現トレーニング」において、できたことやできなかったこと、明日への目標などを振り返り、ポートフォリオに記入します。そして、最終日の創作パフォーマンスに向けてのグループ分けと話し合いを行い、1日目は終了です。

続く2日目です。2日目も身体表現のエクササイズから始まります。昨日できなかった”空間をあけないで全員で歩き回るタスク”を繰り返します。昨日より上手になったでしょうか。

そして、複数の言葉を複数の順番で回しあうタスクです。最初はできなかったのですが、だんだんとスムーズにできるようになっていきました。様々なタスクを通して、グループのメンバーに自分の情報を徐々に上手に伝えることができるようになっていきます

そして、発話のトレーニングに入ります。外部講師をお招きし、声による自己表現のトレーニングを試みます。伝わる声とは何か、どうしたら伝わる声が出せるのか、様々な観点から説明を受け、トレーニングを重ねます。そして、自分にとってちょうどいい声を体験を通じて理解し、それに声の出し方について考えます。

声が遠くまで届くようになったでしょうか。発声練習終了後、最終日の創作パフォーマンスに向けてのグループごとの打ち合わせです。そして、ポートフォリオを記入し、2日目は終わりました。3日目に続きます。

 

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