人文社会学部 日本学科 -最新情報-

冬学期の日本学科のグループワーク [後編]

前回に引き続き、日本学科でのグループワークの様子をご紹介します。

冬学期の日本学科のグループワーク [前編]

テレビ特番を作成するなら——伝え方の工夫

後編では3年生と4年生の合同の日本文化ゼミをご紹介します。日本文化ゼミでは、今、「日本の食と文化」をテーマに学んでいます。毎回グループワークを実施していますが、この日は課題として少し変わった指示が出されました。いつものように参考文献が配られ、画像資料が提示されます。そして、この日の課題の説明が。

「今日は、タイムトリップしたという仮定で、皆さんに平安時代に行ってもらい、テレビ番組のクルーとして、平安時代の貴族の宴会の取材をしてもらいます。それを踏まえて、特集番組のためのシナリオを作成し、放映を前提としたプレゼンをしてもらいます」。そして、学生の手元には、シナリオ作成のためのワークシートが配られます。

 

平安時代の貴族の宴会ではどのような食事が出されたのか、宴会の場はどのような設(しつら)えになっていたのかなどは、すべて参考文献と資料に示されていますから、それらから必要な情報を抜き出しながら、まるで自分がその場に同席しているようなレポートが出来るように、またスタジオで待機している専門家コメンテーターの役割を担う人も、資料から必要な情報を抜き出してレポーターのレポートに解説を補足できるように、グループで共同してシナリオ作成をします。

 

ゼミの最後には、番組放映を想定してスタジオのように机を組んで、放送中という設定でプレゼンを実施。こちらのゼミでも、2年生のクラスと同様に、一つのグループが見本となって、授業担当者にダメ出しされるというパターンが展開されました。

 

 

さらに、次回の授業時までには、グループそれぞれに、シナリオを見直して完成させるために必要な準備をし、必要な画像データもカメラワークのようにして提示できるように用意してくるという課題も課せられました。改善されたプレゼンなら、視聴率を取るとしたら、どれぐらいになるかな? 視聴者に伝えたいことは、しっかりと伝わるようになっているかな? など、授業担当者は、プレゼンを楽しみにしています。

今回ご紹介したグループワークでは、いずれの場合も、与えられた課題をこなすことで、知識を身に付けるということだけではなく、自分たちの実際の問題として与えられた課題を受け止め、グループメンバーで協力しながらその解決に取り組んでいくという過程を重視しています。この過程で、あるいはプレゼンの場で学生たちが実感することは、「いかに伝えるかということを考えることの大切さ」です。

こうした経験からほんものの「伝える力」を身に付けることは、これからの学生の日々の生活をより豊かにする原動力となることでしょう。

 

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