日本学科のグループワークとプレゼン演習



いよいよ夏学期の授業が始まりました。

日本学科専門教育科目の夏学期必修科目である2年生の「日本学基礎演習Ⅰ」の最初の授業では、アイスブレーキングを兼ねたグループワークとプレゼン演習を行います。

この日のテーマは、「企画を売り込む!!」

「売り込む」は、ちょっと過激な表現かもしれませんが、「日本学基礎演習Ⅰ」の初回授業では、自分たちのグループの企画がいかに魅力的なものかをアピールするプレゼンの組み立て方をグループワークとプレゼン演習で学ぶ授業を実施しました。

課題は、6月のオープンキャンパスで日本学科の魅力を高校生にアピールする企画を立て、これを「主催者側に採用してもらうため」のプレゼンを実施するというものです。

 

この演習のユニークなところは、「日本学科の魅力」をアピールするプレゼンではなく、「日本学科のこのような魅力を、このようにアピールすることで、日本学科に対する興味をひきつけるためのプレゼン」をするという、日本学科の学生にとってはちょっと目新しい視点からのプレゼン演習になっているというところです。     

日本学科の学びの紹介なら今までにもしたことはあるけれど……「学びの魅力を紹介する企画」の紹介プレゼンという新しい課題に少々戸惑いつつも、このクラスでは5つのグループに分かれて、それぞれに、日本学科の学びの魅力として取り上げたいテーマを一つ選びました

 

そして、なぜ、そのテーマなのか、そのテーマについて、このようにアピールすることで、オープンキャンパスの来訪者にどのような好ましい影響を与えうると考えられるのかという観点からのプレゼンの流れを、グループでの話し合いを深めつつ組み立てます。

 

 

選ばれたテーマは、「日本学科は、今・昔・未来の日本を学ぶことができる」「日本学科のここがスゴイ」「日本学科の学生に夢を聞いてみた」「すべての高校生に捧げるプレゼン能力ONE-UP」「知識だけじゃない学び」でした。

そして、グループプレゼンへ

そして、それぞれのグループが選んだ日本学科の学びの魅力をどのように伝える予定なのかを、グループプレゼンで説明します。

学生インタビューを中心に、クイズ形式で理解してもらう、いろいろな学びの事例を紹介など、学生それぞれの経験を踏まえてのアピール方法が提案されました。

 

 

このクラスのもう一つの特徴は、「どこでもできるプレゼンの手法を獲得」することです。コピー用紙とマジックなどを使って、パソコンなしでも紙芝居方式でプレゼン資料の提示ができることを学びました。

紙と簡単な筆記用具を使って図などを描き、自分の考えをわかりやすく他者に説明する力を体得することは、大学以外のさまざまな場でも役立つ力となります。

 

大学2年生の1年間は、それぞれの学生の今後の進路を考える上で大切な時期です。そのためにも、このようなグループワークやプレゼンを通じて、社会人力をしっかりと習得してもらいたいと期待しています。

 

【関連リンク】

→日本学科の学びについてはこちら

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