人文社会学部 日本学科 -最新情報-

留学生と学んだゼミでの学修を振り返る

日本文化ゼミでは、この冬学期も、昨年度同様に浙江工商大学大学院からの交換留学生を受け入れました。今年度受け入れた留学生は6名です

こちら↓の記事もご参照ください。

日本学科で留学生と学ぶ

お互いが戸惑っていたアイスブレーキングゲームの日から、毎回のグループ学習を重ね、京都の実地研修でも共に行動するなど、ゼミでは、留学生であるかどうかの区別は全くされないままに、多くの課題やプレゼンもこなしてきました。

留学生も一緒に最終プレゼンを

この日は、ゼミでの最終プレゼンが実施されました

冬学期後半のテーマは、「年中行事と行事食の変遷、そしてその未来」という観点で、節分の行事食について調べるということでした。しかし、最終プレゼンは、留学生が在籍していなかった夏学期からの1年間の学びのなかから、それぞれのグループが自由に伝統的な年中行事を選び、その行事食の意味、歴史的変遷、そして現状と今後の課題として、未来にその伝統を引き継ぐために必要なことについてまとめたプレゼンをします。

留学生に配慮したのか、それぞれに一人ずつ留学生を含む6つのグループは、いずれも、冬学期に学んだ正月か、節分の行事及び行事食をテーマとなっていましたが、留学生には、主に、中国の行事や行事食との共通点や相違点を踏まえての考察を担当してもらっていました。

     

学期末レポートも共同作業で

ゼミの学期末レポートとして、プレゼンをふまえた3,000字以上のレポートを作成しないといけませんが、そのためには、グループメンバーと協力して情報整理をし、内容をまとめる作業も必要です。プレゼンが終わったあとも、集まって作業を継続しなければなりません。そうした過程でグループメンバーからの手助けも多くあったのかもしれませんが、すでに、「京菓子」をテーマにした雑誌特集記事を想定して、各自で見開きA4版で4ページ分を編集し作成するという課題もこなした留学生達のレポートは、来日直後に比べると、かなり日本語表現力が増しているということがわかる優れた内容になっていました。

留学生たちに質問しました

◎なぜ、留学生には必修ではないのに、ゼミに参加しようと思ったのですか?

日本の大学のゼミを体験してみたかった。

日本の年中行事や伝統文化に興味があった。

中国では学ぶことが難しい領域を学べると思ったから。

などの、ゼミそのものを体験したいという希望と、日本の年中行事について知りたいと思ったという二つ意見が出ました。

◎ゼミの活動のなかで印象に残ったことは?

今まで体験したことがないような授業形式だったこと。

グループワークで意見交換をして、その成果を踏まえてグループプレゼンをしたこと。

グループメンバーがそれぞれに献身的だったこと。

京都での実地研修、特に和菓子を実際に作ったこと。

などが、6名からの回答の主な内容になりました。

 

◎日本人学生とのコミュニケーションをとることは難しかったですか?グループワークには積極的に参加できましたか?

問題なくコミュニケーションが取れました。私が分からないときには親切に教えてくれました。

基本的に問題はなかったが、メンバーが早口になったり、専門的な領域の話になったりした時には、聞き取れないこともあった。まだまだ、自分の日本語能力が不足していると感じた。

前半のグループは問題なかったが、後半のグループでは男性が多くなり、なんとなく発言しにくかった。ほとんど年齢が変わらないのに、一学年上の4年生に対して、3年生がとても気を遣っているので、私も遠慮をしてしまったところがある。

 

留学生のなかには、学生どうしなのに、後輩が先輩にとても気を遣っているということに戸惑った人もいたようです。しかし、留学生全員から、「ゼミのみなさんが、私たちにとても親切に、気遣いを示してくれたことに感謝しています。ありがとうの気持ちがいっぱいです。」というコメントが返ってきました。

留学生修了式から

そして、こちらは留学生の修了式の様子です。大学院生6名のほか、浙江工商大学の学部生も併せて14名の留学生達が、修了証を授与されました。一人ひとりに修了証が授与された後、副学長の井川先生からお言葉をいただき、留学生代表がお礼の言葉を述べました

 

 

その後の茶話会の様子がこちらです。大学院生たちのこの日の話題には、大学院修了論文テーマに関する参考文献探しであったり、就職活動であったりと、残り少ない日本での生活を最大限に活用して、帰国後の学業に備えようとするものが多くありました。

 

でも、もちろん、旅行の話題も・・・「せっかく日本に来たのだから」と、授業期間が終了し、帰国するまでの自由時間をいかに充実させるかという計画もしっかり立てています

さて、一方で、日本文化ゼミの学生たちは、留学生との交流で何を学んだのでしょうか。一人ひとりに確認することはできていませんが、今年度の最初に、新4年生から「また、留学生を受け入れてほしい」という声が上がったように、来年4年生になる今の3年生たちも、留学生と過ごした時間のなかで、色々なことを学び、来年もぜひ留学生を迎えたいと楽しみにしていてくれるものと期待しています。

「文化」を学ぶゼミでは、異文化圏の人々との出会いとそこから様々な文化的相違と共通点を知ることが、何よりも深い学びの機会なのです。

【関連リンク】

→日本学科の学びについてはこちら

一覧に戻る
学科に戻る