日本学科へようこそ!— 入学前ガイダンス第1回 —



去る2018年11月17日、本学への入学予定者のためのプレエントランス(入学前)ガイダンスの第1回目が開催されました。参加者は講堂で全体説明を受けた後、各学部学科専攻の教室に移動し、イベントに参加しました。日本学科のイベントについてご報告します。

教員が専門分野を語る

まずは教員紹介からです。第1回ガイダンスに出席した、約半数の日本学科教員が、専門分野や担当授業を中心に自己紹介を行いました。ゼミナール担当教員はゼミでの取り組みについても紹介しました。

 

続いて、教員ブックトークです。ブックトーク=テーマに沿った数冊の本を紹介するプレゼンテーション=は、日本学科1年生の必修授業での活動としても取り上げているのですが、今回は教員がそれを行いました。中世文学専門の源先生による、題して「『あやかし』の世界を覗いてみよう」。「あやかし」とは中世の言葉で「妖物」「不思議なもの」などを意味します。「あやかし」の世界に導いてくれる書物として、不思議な物語の集大成『今昔物語』やその研究書、鬼の姿と活躍を見られる絵巻物の本などが紹介されました。絵巻の迫力ある数々の絵もスクリーンに投影され、教室はすっかり「あやかし」のムードに浸された(?)ひと時でした。

 

日本学科1年生が大活躍

次に在学生代表として二人の日本学科生がスピーチ・プレゼンテーションを行いました。本日の学科イベントには、1年生11名が協力学生として参加してくれましたが、そのうちの二人です。二人とも、この日のために事前にしっかり準備をして臨んでくれました。

 

Aさんのスピーチテーマは「入学前の準備~4月から何が待ち受けているか~」。自身も早期入学決定者だった経験を持ち、昨年のガイダンスにも参加していたAさんは、「あの時の自分が知りたかったことを、今年の参加者も知りたいのでは」と考え、入学までの心得、入学後の各月に大学1年生が遭遇する事態とそれへの対処について助言してくれました。

Bさんのテーマは「大学生活について~学修・サークル活動から~」。教員になる夢をかなえるために日本学科に入学したというBさんは、学修面での心得、重要なことについてはもちろん、学生生活を充実したものにするサークル活動についても楽しく語ってくれました。

参加者たちは内容の有益さだけでなく、二人のしっかりした話しぶりにも感心していたようで、「(自分たちとは)1年の差とは思えないくらいにハキハキしていて、驚きました!」「素晴らしいと思いました。自分も来年先輩のように話せるようになりたいです」といった感想もありました(参加者振り返りシートより)。

この後にコミュニケーションゲームを行いましたが、その司会進行を務めたのも1年生の学生たちです。

 

ゴール(活動の目的)達成のためには、参加者同士が話しかけ合い、質問し合わなければなりません。初対面の知らない人ばかりということもあってなかなか思い切って行動できない参加者に積極的に話しかけたり、行動を促したり、盛り立てたりといったことも、1年生たちがしてくれました。そのサポートもあって、最終的にコミュニケーションゲームはなかなかうまくいったようです。

学科仲間について、学科について知る

参加者同士も打ち解けてきたところで、最後は茶話会です。約6人ずつのグループに1年生も加わって一つのテーブルを囲み、お菓子を食べながらおしゃべりしました。

最初はこちらが提示したテーマに沿ってグループメンバーが順に話していく「お題でトーク」をやってもらいました。テーマは「マイブーム」。自分の趣味、興味を持っていること、最近取り組んでいることなどを話してもらいました。将来の学科仲間について知ることができたと思います。共通点のある人や、気心の知れそうな相手も見つかったかもしれませんね。あとは自由に歓談。参加者が大学生活や学科についての質問を1年生に投げかけ、1年生が懇切丁寧に答えたり語ったりする姿もあちこちのテーブルで見られました。いつまでも話は尽きず名残り惜しい所ですが、終了時間が来てしまいました。皆さんお疲れ様でした。

次回もご期待ください

第2回目のプレエントランスガイダンスは2月2日(土)です。日本学科では、今回と異なる内容をまた新たなメンバー(教員と在学生)にてご提供しますので、入学予定者の方はぜひご参加ください。

そして、第1回ガイダンスに協力してくれた11人の1年生の方々、ありがとうございました。みなさんがテキパキ立ち働き、またやさしく参加者に接する姿は「日本学科生のモデル」として、入学予定者には受け止められたことと思います。

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