人文社会学部 日本学科 -最新情報-

卒業生のお話——将来の夢の実現へ踏み出すために 後編

日本学科の「大学基礎演習Ⅰ」の卒業生の先輩のお話の授業紹介の前編に引き続き、後編です。

卒業生の先輩4名の最後のスピーチをして下さったのは、中学校の「国語」教諭となっている卒業生です。いろいろと苦労の多い教育現場ですが、そうした場で、「生徒にも、保護者にも、癒し系として接することを意識しています。」と始まったお話では、生徒から投げかけられる哀しい言葉、うれしい言葉を例に挙げて、「生徒も『本気』だから、教師も『本気』でなければいけない。オーバー気味に気持ちを表現することを意識して、生徒に接しています。」と、中学校の現場でどのように生徒と接しているのかを語ってくれました

 

そして、在学生の教諭を目指す学生たちに、大学在学中に、中学校で支援活動をしたことや、学外の吹奏楽団で活動する場でさまざまな年代の人と接したことが大きな糧になっていると話してくれました。そして、自分の在学中は、本当に時間が足りなくて十分に教員採用試験の対策もできなかったので、在学生のみなさんには、是非、時間を作ってしっかりと勉強してほしいとのことの忠告もありました。「そうした大学生としての日々を過ごす中で、自分の意志や信念を持って人と接するという態度を育てていってほしいのです。私は、毎年、生徒に向かって『最高の一年後』を迎えることができるようにと語りかけ、その実現を手助けしています。在学生のみなさんにとっても、この1年、そして卒業するまでの毎年、毎年の1年の大切さを自覚して、過ごしてほしいです。苦手なことから逃げないで。」と語りかけてくれました

 

4名の卒業生のスピーチが終わった後は、1年生からの質問タイムです。1年生の在学生からの質問に、*のようにまとめたお答えをいただきました。

質問:「日本学科の学びは、どのように就職先、特に、一般就職先で役立っていますか?」

*日本語表現の力が身についていることです。

*営業活動の際にも、日本学科で学んで語彙が豊かになったことが、お客様との会話で役に立っています。

*ライターという今の仕事に直結していますし、聞いてまとめるという訓練を多くされているので、インタビューや会議の記録などをとる時に、すごく役立っています。

 

質問:「社会人生活を実際に体験すると、その仕事に抱いていたイメージと違うということがありましたか」

*思っていたよりはるかに「しんどい」です。でも、1パーセントでもうれしい、あるいは、思っていた通りだということがあると、それを生きがいに仕事を続けていけるという感じです。

*たしかに、入社する前と、実際の仕事イメージはずいぶん違ったのですが、仕事の場で「ありがとう」という感謝の言葉を聞くと、これで、続けていけるなと思います。

*教職を目指してきた自分と、今の自分は、全く違うのですが、その違いを素直に受け止めて、その時できることを一生懸命やっているという感じです。

*1年生の時には、将来の自分のイメージとかなくって、「普通」に就職すると思っていました。今の仕事は、外に出て、対人関係を築きながら作り上げていく仕事で、しんどがりだった学生時代の自分とは、全く違う世界に生きています。思い切って踏み出した一歩が、全く違う世界に自分を連れて行ったのかなと思います。慎重すぎる人や面倒くさがり屋の人も、たまには、その時の「ノリ」で思い切って動くというのもいいのでは?

 

質問:「在学中の自分、大学1年生のころの自分に向かって、今の先輩なら、どのようなアドバイスができますか?」

*就職してしまうと自由な時間がないので、在学中、時間を有効に使ってください

*在学時代、もっと勉強しておいたら良かったと思うので、もっと勉強してと言いたいです。

*履修登録するときに、十分に確認して取得可能な資格などをしっかり取っておくこと。社会人になると、何をするにも、費用がかかるので、大学在学中に授業を履修して取得できる資格は貴重です。

*単位取得は計画的に。4年生の時に自由な時間が多い方が良いと思う。アルバイトも大切かもしれないけれど、毎日を規則正しく、朝はきちんと起きて大学に行く。修得すべき単位は取得しておく。当たり前だけど大切

 

質問「就職活動で困ったことは、どのようなことですか」

*履歴書を書くことに苦労しました。表現したいことをいかにうまく表現するのか、何度も先生やキャリアセンターのスタッフの指導を受けました。

*インターンシップを経験した時に、他の人と比べて、自分の熱意の無さに気が付いた。それをやりたいという気持ちの熱さが大切。「とりあえず就職」という感じで企業を選んだらダメ。

*ライターになりたいと思ったら、それしか眼中になかったので、他の業種には興味がわかなかった。しかし、そのような仕事ができる就職先はなかなかなくて苦労した。いかに、自分がその仕事をやりたいと思っているのか、そのためにいままで十分に活動してきたということを、企業側にしっかりと伝えたいと思っても、なかなか伝わらず、他の業種も視野にいれるべきなのか真剣に迷いました。どうしても仕事というものがあるなら、学生のうちに、自分の能力を客観的に示す実績を作り、それをしっかりと伝える言葉を身につけること

今はイキイキと生きがいを感じて日々、熱心に仕事に取り組んでおられる先輩たちも、大学時代には、さまざまに悩みを抱え、時には思い切った進路変更もしながら、今の自分を確立されてきたのですね。この日の卒業生の先輩たちのお話からは、大学1年生のみなさんは、「自分たちにも、無限の可能性があると信じる勇気」をいただいたのではないでしょうか

この日の卒業生のお話を参考に、この夏休みをいかに過ごすべきか、自分の夢の実現のために毎日をどのように過ごすべきなのかを考える機会となったと思います。さらに、まだ自分の進路や将来の自分のイメージを見出せていない人も、その発見のための第一歩を踏み出す勇気を持てたのではないでしょうか。

1年生のみなさん、夏休みまでには、学期末試験という大きな試練が控えていますが、そのあとの自由な時間をどのように過ごすのかについても、そろそろ考え始めましょう

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