人文社会学部 日本学科 -最新情報-

学芸員資格取得をめざして!!

四天王寺大学人文社会学部日本学科と社会学科では、在学中に定められた科目を履修し、大学を卒業することで、学芸員の資格を取得することができます。学芸員とは、博物館などで、資料の収集・保存管理に従事し、展示活動や教育普及活動にも携わる専門職のことです。

学芸員資格取得のための養成課程が設置されて3年目となり、入学時に、この資格の取得を希望して入学する学生も次第に増えてきました。

学芸員養成課程では、2年次になると、座学だけでなく実習も取り込んだ授業が展開されます。2年生対象の「博物館資料論」では、四天王寺大学図書館に所蔵される「恩頼堂文庫」の貴重な古典籍を活用しての古典籍調査実習が実施されます。

こちらは、その様子です。 

 

もちろん、そうした実習前には、古典籍の取り扱いについて学び、レプリカを使っての調査実習の練習を行い、自分たちでも、実際に料紙をつないで巻子本を作ったり、いわゆる「和綴じ」の本を作成してみたりします。このように、貴重な資料を損壊するようなことが無いように十分に理解と知識を深めてから、実際の古典籍に触れることになります。 

 

また、博物館見学実習として、奈良国立博物館へ特別展「春日大社のすべて」と「なら仏像館」の見学に出かけました。見学実習前には事前学習も行い、当日はワークシートや資料を手にして、しっかりと資料そのものを見学すると同時に、展示の実際やその工夫、教育普及活動の実態などについても考察・見学をしてきました。来館者の立場の視点と、博物館を運営する側の視点の二つの視点をもって「博物館を観察する」という課題に取り組みます。

 

このように学生たちは熱心に学んではいますが、昨今は、学芸員としての専門就職はかなりむずかしく、その夢をかなえることは簡単なことではありません。しかし、実は、学芸員資格取得のための学びには、社会人としての活動の様々な場面でも必要となる知識や技能を含むものでもあり、実習などでの実践的な学びも、博物館以外の場での社会人としての活躍にも役に立つものなのです。ですので、学生たちは、専門職としての就職は大変難しいものであると理解しながらも、この養成課程での学びを将来活用すべく、熱心に学習しています。

 

特に、教職と合わせて学芸員養成課程を履修している学生がいることは、大変すばらしいことだと思っています。教員として学校教育に関わりながら、学校教育の場と博物館の教育普及活動のリンク役になるというイメージも大切に、博物館学の学びを深めている学生が増えています。先生として、生徒に博物館での学びの多様性と楽しさをしっかり伝え、生涯を通じて博物館と親しく付き合うことで学び続ける姿勢の基礎をはぐくむことができる人材が育つことを期待しています。

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