人文社会学部 日本学科 -最新情報-

平安文学ゼミの短歌会

10月6日、平安文学ゼミである田島ゼミでは、短歌会を開催しました。

平安文学ゼミですから、『源氏物語』や『紫式部日記』など、研究対象のほとんどの作品に多くの古典和歌が出てきます。

それらを学ぶだけでなく、自分たちでも作ってみようということになり、短歌会を開くことにしたのです。

 

慣れないことですので、作歌にかなり苦労した人もいたようです。それでも、なんとか歌2首(自由題)を詠んで、あらかじめ司会者(担当教員)に提出しました。

当日は、会場である和室に集合です。

雨天となり、急激に気温が下がったためか、体調不良で欠席者が続出したのは残念ですが、皆いつもと違った雰囲気を楽しんでいました。

 

まず、歌を一覧にしたプリントが配られました。作者は伏せられており、ゼミの先生の歌も混じっています。その中から良いと思う歌を3首選んで投票しました。

そして、集計結果が発表されますが、自分の歌に票が入った人も入らなかった人も、ポーカーフェイスを貫きます。

さて、得票数の多かった歌から順に批評が行われました。

「誰の歌だろう、先生の歌かもしれない」とちょっとドキドキしながら、批評を述べていきます。

どれも的確な鋭い批評で、さすが日頃から古典文学の読解で鍛えているだけのことはありました。

また、担当教員(司会者)からは「こう修正すればもっと良い歌になる」というアドバイスがありました。

一首の批評が終わるたびに、作者が明かされていきます。

「そうだと思っていた」とか「ええっ!この人がこんな歌を詠むのか」という声が飛び交いました。

作者が自作について解説すると、「そういう意図だったのか」などと、さらに盛り上がりました。

 

最後に、学生の歌の中から、得票数が多かったものを紹介します。

  ・ひさかたの雨の降る窓眺れば落つる雫の星と輝く
  ・オンリーワンマイノリティに憧れてこぼれて落ちる世間の器

実際に歌を作り批評しあうことは、大変勉強になります。

教職志望の学生もいるので、このような経験は、教壇に立った時に生きてくることでしょう。

また、これを機会に、和歌を詠む—日々の出来事や心の動き、思いを捉えて形にし、表現を磨く—という体験を重ねていってもらいたいと思います。

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