人文社会学部 日本学科 -最新情報-

平成29年度夏学期 森嶋ゼミの大阪港巡検

観光学を学ぶ森嶋ゼミでは6/3(土)、大阪港の再開発と観光化」というテーマでフィールドワーク(地理学では巡検といいます)を行いました。

地下鉄中央線大阪港駅のある島は、第二次世界大戦前、港湾として開発され発展しました。戦後、埋立地がさらに海側に拡大し、そちらに最新の港湾施設が建設されたため、この地区の港湾機能の重要性は低下し、港湾施設の建物は取り壊され、観光施設が立ち並ぶようになりました。

まずは、大阪港のルーツである天保山に登ります。

江戸時代、安治川の開削によって堆積した土砂を出船、入船の目印として海上に積み上げたのが天保山です。これを拡大させる形で近代大阪港が形成されました。

現在は「日本一低い山」として話題になっています。せっかくですから皆で「登山」し、記念撮影をしました。地元の人も話しかけてきて、いろいろなことを教えてもらいました。

天保山渡船場前からUSJを展望した後、再開発された地区へ移動し、地区内を横断します。このあたりは天保山マーケットプレースという商業施設に隣接し、海遊館や大阪文化館、大観覧車といった娯楽・文化施設が立ち並んでいます。一方で、客船ターミナルや埠頭といった港湾施設も隣接しており、地域の役割の変化がよくわかる地区です。

※この写真は下見のときに撮影したものです。

さらに島内をめぐり、「天満屋ビル」をチェックします。1936年に建築されたオフィスビルで、近年注目される「近代化遺産」の一種です。現在はカフェが中に入り観光資源となっている一方で、入口の高さがこの地域における地盤沈下との戦いの歴史を物語ります。

さらに島を半周し、最後にジーライオンミュージアムに入館します。ここは元々、港湾に付属していた赤レンガ倉庫でしたが、これをクラシックカーの博物館に用途転換したものです。

学生は博物館を見学しながら、なぜこの場所にこのような博物館ができたのか、考察します。

これで島を1周し、巡検は無事に終わりました。参加した皆さん、お疲れ様でした!

大阪港駅周辺には今回見た海遊館やジーライオンミュージアムなど多数の観光施設が林立し、数多くの観光客が訪れます。こうした観光施設がなぜそこに建ったのか、観光施設になる前は何だったかといった点を調べていくことによって、現代日本社会がどのように成立していったかを知る手がかりを得ることができます。

日本学科では、教室内での学びを踏まえて、学外での学び「実地研修」での実際の体験・経験をそこに重ねていくことで、学修した内容をより深める機会もたくさん用意されています。

 

★日本学科の学びはコチラ

一覧に戻る
学科に戻る