人文社会学部 日本学科 -最新情報-

授戒会と四天王寺ツアー--夏休み前に入学時のフレッシュな気持ちを思い出して!!

1年生が入学して間もない4月15日(土)、新入生対象の授戒会と、それに引き続いて日本学科四天王寺ツアーがおこなわれました。授戒会とは、仏様の前で仏教の戒律を守ることを誓い、よりよい学生生活を送ることを誓う儀式です。厳粛な雰囲気のなか、学生たちは身が引き締まる思いで、誓いの言葉や般若心経を唱えます。

 

さて、この時の誓い、この時の気持ちは、この夏学期の間のみなさんの大学での学びのモティベーションを保つことに役立っていましたか?

さて、授戒会の後は、恒例の日本学科独自の四天王寺ツアーがおこなわれました。学科では毎年冬学期の必修授業、「大学基礎演習II」の一環として、仮想の四天王寺ツアーをつくり、発表します。この四天王寺ツアーはその予習ともいえるものです。今年の参加者は例年にない盛況で、かなりの数の新入生が参加しました

ツアーでは、まず、四天王寺の本坊庭園をめぐります。

極楽浄土の庭と名付けられた本坊庭園は、池を中心に、その周りをめぐって散策ができる池泉回遊式庭園になっています。極楽浄土の庭の名の由来の説明を受け、庭園内を見学します。庭園内には、明治時代に大阪で開催された内国勧業博覧会の際に建てられた八角亭が、移築されたものが保存されています。外国風の建物が、不思議と日本庭園に調和する景観を眺めながら、学生たちは、入学後の授業やサークルの話などもしつつ、庭園散策を楽しみます。

庭園を出て境内へともどり、六時堂に向かいます。六時堂の周辺では、亀の池(今は亀だらけの池ですが、昔は蓮が植えられていたそうです。でも、それが全部、亀に食べられてしまい、今では亀の池として有名です)についての説明や、毎年4月22日に聖徳太子の御霊にささげられる法会「聖霊会」(しょうりょうえ)、そこで奉納される四天王寺舞楽の解説を聞き、宝物館へと進みます。

四天王寺宝物館は、日本学科と社会学科の学生が、学芸員資格を取得するための博物館実習を受け入れていただいている施設でもあります。宝物館では「春季名宝展 浪花の彩-花ひらく、近代絵画と四天王寺」が開催されていました。四天王寺をテーマとする近代絵画を見学します。

ところが、ここでにわか雨が降り出してしまいました。予定を変更し、聖霊院や番匠堂眠り猫の彫刻は通り過ぎるだけにして南門近くの休憩所に向かい、ここで一休みしながらレクチャーを受けます。

一休みの後、中心伽藍に入ります。中心伽藍は「四天王寺式伽藍配置」として教科書にも出てくるとところです。中は最近の傾向にたがわず、外国人観光客もたくさんおられました。

講堂や金堂をめぐり、五重塔に登ります。

最後は、西門周辺です。移動する途中で弘法大師や親鸞聖人の像を拝観し、改めて聖徳太子が日本仏教の創始者として、宗派の枠を越えて尊崇されていることを確認します。

西門は、極楽門ともいわれ、西方浄土への入口だとされています。

西門の周辺から海に沈む太陽を拝む(日想観)という修行がこの場で行われていたのです。

現在の四天王寺は海からはずいぶんと離れていますが、古代には難波津(なにわづ)に面していました。

中国大陸や朝鮮半島からの使者や渡来人は、まず難波津に到着し、四天王寺を眺めながら、IBUの近くを通る竹内街道を通って飛鳥の都へ向かいました。

最後に四天王寺境内の入口にあたる石の大鳥居を見学します。

鳥居の横には、ぽんぽん石と呼ばれる不思議な石があり、耳を寄せるとご先祖様の声が聞こえるといいます。耳を寄せていた学生もいましたが、期待した声は聞こえましたか。

ここで、最後の記念撮影。

長時間にわたった四天王寺ツアーもこれで終了です。

この時に参加した新入生どうしの親睦も十分に深まったことでしょう。その仲間と、夏学期の間、一層親睦を深めることができていましたか?

参加した皆さんには、このように、四天王寺を知り、親しみを持つ機会を得て、冬学期の大学基礎演習Ⅱでの学びにつなげることができるようになったと思います。

いよいよ、冬学期になると、来年度の新入生を迎えての四天王寺ツアーの準備も、大学基礎演習Ⅱの学びの一部として取り込まれてきます

今年の4月のツアー参加者のみなさん、来年はぜひ、新入生を導き案内する役として活躍すべく、冬学期の学びに取り組んでください

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