経営学部 経営学科
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ユニークな中小企業経営者との対話型講義

中小企業白書によると、日本にある436.2万社の企業のうち99.7%が中小企業で、従業者数では69%を占め、日本の経済の根幹を支える存在です。

中小企業には下請け、零細、資金難、知名度不足というイメージもありますが、世界で唯一の製品を作るオンリーワン企業や、独自のビジネスモデルで屈指の競争力や利益率を誇る企業も多く存在しています。
株式公開などを経て大企業へと成長していく会社や、いたずらに規模の拡大を追わず孤高の存在感を持つ企業も目立ちます。
そしてその成功の影には、ユニークな発想やイノベーションマインドにあふれる経営者の熱意と努力と挑戦があります

中小企業経営論 中小企業経営論

経営学科「中小企業経営論」の講義では、日本の中小企業の置かれた立場や役割を系統的に学ぶとともに、ものづくり、製造業、サービス業からIT、ニッチ産業まで、様々な業種や規模の中小企業の経営事例についてケーススタディを行い、ディスカッションを行うこと通じて、競争力の源泉を探りながら、優れたマネジメント手法を学び、将来の選択肢として中小企業を視野に入れることを狙いとしています。

さらに、授業の終盤ではユニークな経営で知られる一線の中小企業の経営者を授業に招聘し、その経営哲学や創業の経緯、ビジネスモデルの特徴についてお話を伺うと共に、仕事の内容や、求められる人材像について、直接意見交換を行う対話型授業を実施しています。やる気のある学生には、会社訪問やインターンシップの機会へとつなげていくことも狙いとしています。

第11回目の講義では、日本のモノづくりを支えることで知られる、東大阪エリアにある、株式会社エンジニアの高崎充弘社長をお迎えしました。

同社はプロフェッショナル向けの作業工具の企画を事業としており、高崎社長は大手造船メーカーを経て、同社代表に就任、独自のMPDP理論による経営を展開、25年には黄綬褒章も受賞されておられます。M=マーケティング:お客様のニーズをしっかりと見極める、P=パテント:知的財産の調査と活用を積極的に行う、D:デザイン:機能価値だけではなく情緒価値を高める、P:プロモーション:お客様に製品の特徴をしっかり伝えてゆく、ということがそのポイントとなっています。

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同社が独自開発し特許を保有する、山の潰れたネジを簡単に外すことができるペンチ型工具「ネジザウルスGT」は各方面で話題になり改良を重ね、所ジョージさんにも愛用されたことをきっかけに、世界的な大ヒット商品となりました。

持っているだけでかっこいいグリップは同社の若手社員が3Dプリンターでデザインし提案、グッドデザイン賞に輝いたものだそうです。

授業の最後には高崎社長とジャンケン、「ネジザウルス」一台とキャラクター「ウルスくん」のぬいぐるみ一体がプレゼントされました。

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第13回目の講義では、神戸の中央卸売市場で、1992年の創業から120年の歴史を持つ青果(野菜・果物)の専門商社である、株式会社カネヘイの宗和正文社長をお迎えしました。

宗和社長は大手百貨店勤務を経て同社代表に就任され、同社は市場内で活動する「仲卸」を原点とする会社で、大手スーパーや百貨店、小売店などの販売店、レストランや飲食店、食品加工メーカーへの卸売り業務を中心に、自社工場での青果の加工や、生産者の開拓や直売、他にはない珍しい野菜の提案など、先駆的なマーケティングを行っています。

2014年12月1日には、神戸、元町に新しいコンセプトの青果店「Plus 3 Motomachi」をオープンしました。このお店は、八百屋さんとは思えない黒と木目を基調としたシックな店内、そして野菜ソムリエや管理栄養士が常駐、最高品質と鮮度にこだわった野菜をレシピや食べ方とともにアドバイスしてくれます。

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今回の講義では、見たこともないブロッコリー「ロマネスコ」や、「オレンジカリフラワー」、「紫白菜」など珍しい野菜もご紹介いただきながら青果物流通の仕組みや、野菜の種類、良い野菜の選び方など興味深いお話もあり、最後にはこれらの野菜の試食も行われ、女子学生に大人気となりました。

※本授業についいては2014年1月25日(日)の読売新聞朝刊「学びの現場」四天王寺大学特集の「熱中講義」にも掲載されました。

株式会社エンジニアのホームページはこちら http://www.engineer.jp/
株式会社カネヘイのホームページはこちら http://kanehei.co.jp/

 

 

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