経営学部 経営学科
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出でよ!未来の起業家たち 〜第6回IBUビジネスプランコンテスト

 経営学科では、IBUビジネスプランコンテスト(通称:IBUビジコン)を毎年度末に開催しています。このビジコンは、新商品や、新サービス、アプリ開発に加え、行政・公共サービス等、イノベーティブで社会に貢献するビジネスに取り組む学生起業家の輩出を目指します。

 

 これまでの経営学科専攻共通のカリキュラムで学んできた、マーケティングや商品企画、財務管理や公共経営科目として学んだ知識を総動員し、個人またはグループで事業計画書としてまとめ、プレゼンテーションを行い、ビジネスプランの完成度とプレゼンテーションスキル等を競います。

 各ゼミや、「ビジネスモデル研究」「アントレプレナー論」などの専門科目の授業内で広く募集するとともに、「商品企画論」「起業研究」「女性と起業」「二世経営特論」などの授業では事業計画のブラッシュアップも行います。また、1年生については、「大学基礎演習Ⅱ」にて、全員が必修で取り組み、クラス代表者の選抜で選ばれた上位者がビジコン本選に進みます。今回、他学科の学生も含め、約160プランの応募がありました。

 今回は、個人またはチームで事業計画書を作成し、第一次の書類審査後、経営学科教員全員と関連科目の非常勤講師による二次審査を通過した11チームが、最終プレゼンテーション大会に臨みました。アイディアの独創性、社会的意義と学生らしさ、将来性と収益性、プレゼンテーションと発表姿勢の観点から、審査員により、質疑応答が行われ、審査の結果、順位が決まりました。入賞者には、原田学部長より賞状と副賞が授与されました。いずれも周到な準備を重ねて大変な力作ぞろいでした。

 


優勝した植木裕介さん、荒木健吾さん、飯田祐大さん

 

 見事、優勝に輝いたのは、経営学科3年生、植木裕介さん、荒木健吾さん、飯田祐大さんによる、「離島観光ツアー」です。鹿児島県徳之島出身の植木さんは、高齢化や過疎化が進む故郷の島の魅力を多くの人に伝え、活性化させたいとの思いから、このビジネスプランを企画しました。旅行社などのツアーなどではなかなか商品化されていない離島について、島ごとの豊かな自然や様々な文化の魅力を体験するとともに、民泊を通じて島の人と都会の人との交流を図り、さらに婚活イベントなども実施することで、移住者の増大を目指すというプランです。

 

 準優勝となったのは、経営学科2年生、岩蕗壮さんによる、「魅せマスク」です。最近、若い人たちの間で、風邪の伝染や、予防目的でなくても、マスクをつける人が増えており、新素材や一体成形などの新しいものが出ています。しかし、マスクには色のバリエーションがあまりなく、ファッション性に欠けるということも。そこで、マスクそのものをファッションアイテムとして捉え、様々なカラーバリエーションやデザインのバリエーションをつくる、というものです。香りなどの新機能も提案、チームや団体のイメージカラーを使った、オリジナルマスク、あるいはアーティストのファン、販促アイテムなど、市場拡大が期待されます。

 

 第3位となったのは、日本学科2年生、西葉月さんによる、「廃棄直前商品の宅配事業」です。コンビニや、スーパーマーケットなどでは、賞味期限切れで廃棄される商品が大量発生することに心を痛めていた中で、その場で価格を下げることはマーケティング戦略上、あるいはコンビニの場合は契約上も困難であることから、これらを仕入原価で引き取り、当日に必ず食べることが期待される大学や社員食堂などで販売するというプランです。

 

 今回は、同点4位になったプランも含め、点数評価面ではごくわずかの点数差でした。学生らしさや社会貢献性、プレゼンテーションの準備と完成度が明暗をわけたのかもしれません。
 そうした中で、社会起業として最も実現が期待されるプランとして、「特別賞」に、優勝した「離島観光ツアー」がダブル受賞を果たし、関西ベンチャー学会理事で本学非常勤講師でもある河野万里子先生から授与されました。本プランについては、3月に開催される関西ベンチャー学会・年次大会での発表と、実際の事業化を前提として、専任コーディネーターによる特別支援が行われます。チームメンバーが所属する天野ゼミでは、在学中の起業プラン実現をめざして取り組みを行なっていきます。

 何もないところから、新たなビジネスを作り、価値を創造していく起業家精神(アントレプレナーシップ)は、事業家や経営者だけでなく、公務員や、ひいてはすべての職業人に求められるものです。社会にイノベーションを起こし、人類文明を次の段階へともたらし、新時代を拓く原動力となるからです。今日の日本の企業や役所では、50代、60代の人がものごとを決めているといわれますが、激動の社会を変える大胆な発想やユニークな商品・サービスは、若者の頭脳と感性、そして行動によって生まれています。

 時間がたっぷりある学生時代の起業は、リスクが少ないだけでなく、広く注目を集めることができ、多くの人が応援してくれます。今日では、資金や技術、ノウハウがなくても、すぐれたプランを提案することで、ベンチャーキャピタルや専門家、クラウドファンディングなどを通じ、資金調達することが可能です。優れたアイディアと熱意を持つ学生には、メンターの紹介から資金調達まで、経営学科でも全面的なバックアップを行います。このコンテストをきっかけに、多くの学生ベンチャー起業家が誕生していくことを期待しています。

 

 2020年度も、経営学科では第7回ビジコンを開催します。学部、学年を問わず、多くの志ある学生の応募と、起業関連科目の受講をお待ちしています!(担当:天野)

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