経営学部 経営学科
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大阪取引所を訪問しました!

 10月15日(火)、公共経営専攻・3年霍ゼミの学生が大阪市中央区北浜にある大阪取引所を訪問しました。

 この取り組みは、学生に日本経済のリアルタイムな動きを知ってもらうことを目的としており、夏学期に実施した大阪地方裁判所における裁判の見学・傍聴と同様に、学生の社会体験を充実させる活動の⼀環として行っています。

 大阪取引所の建物は重厚感があり、圧倒されます。正面入口前には、大阪経済のために尽力した薩摩藩士の五代友厚の銅像がそびえ立っています。五代友厚は大阪商工会議所(当時は大阪商法会議所)の初代会頭であり、大阪証券取引所の設立発起人として大阪経済界を支えた重鎮の一人でもあります。

大阪取引所のシンボル・五代友厚像がお出迎え

 重厚な外観の建物正面玄関から1階のロビーに入ると縦長窓のステンドグラスが華やかな印象を与えます。クラシックなエントランスホールが綺麗に残されており、これまでの歴史が大切にされていることにいつも感動させられます。歴史を感じる建物内において、日経225先物取引の取引値を表示する大型モニターがひときわ目を引きます。

大阪取引所5階にあるギャラリー 

 大阪取引所の一般展示スペースは5階にあり、大阪取引所に関する歴史資料が展示されています。大阪取引所は、江戸時代の大坂(現在の大阪)の米の取引所を起源とし、明治11(1878)年に五代友厚らが発起人となって設立された大阪株式取引所が前身です。設立以降現在まで約130年もの間、大阪経済の中心として発展してきました。また、大阪証券取引所は略して「大証」と言われ、東京証券取引所(東証)、名古屋証券取引所(名証) とともに日本の三大市場と言われています。その他にも福岡証券取引所(福証)や札幌証券取引所(札証)があります。

 平成25(2013)年に東京証券取引所と大阪証券取引所が経営統合し、大阪証券取引所は平成26(2014)年4月に名称を現在の「大阪取引所」に変更し、新たな歴史を歩み始めました。現在、日経平均先物、オプションをはじめとする日本のデリバティブ(金融派生商品)取引の中心地となっています。設立当時の取引所で売買担当者の主要な情報伝達の手段として、売買注文の内容や売買結果を正確かつ迅速に示すハンドサインがありました。この証券取引等、広い立会場の中で仲買人や証券会社の社員がひしめき合い、喧噪のなかで売買注文を成立させるため、手を使って数字や業種、個別銘柄を表現した様子を職員の方から聞き、学生は大変興味を持ったようでした。

明治時代から取引時に使われていた「ハンドサイン」

 次に、取引所の歴史と機能について紹介があります。さらに東京証券取引所上場推進部の職員の方から、東京証券取引所市場の構成や上場のメリット、要件などについて詳細な説明を受けます。その後はギャラリーを見学し、取引所のシステムや近年の取引所統合のうごきについて学ぶことができます。株価は一般に、「経済の体温計」といわれます。その言葉が示す通り、アメリカにはニューヨーク、日本には東京、中国には上海、イギリスにはロンドンに証券取引所があり、それぞれの国の経済の現状と将来の見通しを示すものとして世界中から注目を集めています。

取引所の歴史と機能についての紹介を聞く学生たち


ギャラリーを見学する様子

 見学の最後に、館内のパソコンを使い、株の売買体験をすることができます。

 テレビなどで株価が「上がった!」「下がった!」と、大騒ぎしている人を見て、「何をそんな大袈裟に」と不思議に思うかもしれませんが、お金がまるでゲームのように次々と動かされている場面を模擬体験すると、株価のうごきに思わず興奮してしまうことに納得します。ゼミ生たちも興味津々で株取引を体験したようです。学生たちはこの体験を通じて、株取引で利益や損失が出る仕組みを理解し、貴重な機会となりました。


株式売買の模擬体験

 今回の見学は、証券市場の仕組みや機能、さらに東京証券取引所と大阪取引所で扱う商品や歴史について学ぶ有益な社会勉強となりました。終了後、ゼミ生たちは、「今後は株式市場についてさらに勉強してみようと思った」「実際に投資もしてみたい」など意見を交換しました。株の売買は簡単には理解できないこともありますが、その仕組みを知ることによって経済にもさらに関心を持つきっかけとなり、大変興味深い経験となりました。

 最後に、ご多忙の中にもかかわらず、私たち一行を案内してくださった取引所関係者の方々に、この場を借りてお礼を申し上げます。誠にありがとうございました。

1階ロビーの大型モニター前で記念撮影

 

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