経営学部 経営学科
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天野ゼミ・活動レポート「株式投資ゲームで、投資家としてのスキルを学ぶ」

 我々の生きている日本の資本主義社会では、様々な人が、それぞれの得意なこと、好きなことで分業を行い、必要なものを交換しています。誰でも自由に会社をつくり、好きな事業をして金儲けができ、仕事を自由に選択できる素晴らしい社会です。そして、この資本主義社会で生きていくには、主に3つの手段があります、

 1つ目は労働者になることです。労働してその対価としての得る賃金には、月給、日給、成果報酬などいろいろありますが、労働者にはサラリーマン、アルバイター、公務員も含まれます。

 2つ目は経営者になることです。人、モノ、金、情報といった経営資源を組み合わせ、指揮し、価値を最大化していく人。起業家もそうです。

 3つ目は投資家です。自分は働かず、経営者や事業、商品や通貨に金を託し、運用していく人です。

 資本主義社会で最終的に大金持ちになれるのは、組織で給料をもらい、貯金をするだけの1つめの労働者ではありません。リスクをかけて、2つめの経営者や、3つ目の投資家となり、成功することがそのポイントです。そしてせっかく経営学部で学ぶからには、単なる給与労働者ではなく、資本主義のプレイヤーである、経営者や投資家を目指したいところです。

 天野ゼミでは、単に給料で働く労働者として人生を送るだけではなく、自ら新しい事業をつくる「起業家」や、事業や経営者に資金を委ねて果実を得る「投資家」を育てることをテーマとしています。

 そのため、3年ゼミでは、投資家としての入門スキルを、日本証券業協会主催の「株式投資ゲーム」を活用し、ゼミ全員が参加して投資成果を競いながら、投資家としてのスタンスや、リスクの取り方を実践的に学んでいきます。

 株式投資ゲームでは仮想資金1000万円を元手に、国内上場株式に加え、J—RIET(不動産投資証券)、WTF(上場投資信託)などに投資し、現物の仮想売買を行いながら、1年かけて運用資金の最大化を目指すことが内容です。前日終値で取引され、売買には証券会社の手数料がかかり、配当金はつきません。なお、信用取引は不可です。

 ゼミ生は、投資家のバイブルともいわれる「会社四季報」の読み方や、数値の意味、最新の動きやランキング、チャートが随時表示される「Yahoo! ファイナンス」の見方を学びます。

 

 続いて、状況分析(社会の動向やヒット商品、話題商品の可能性から将来の株価を予測)、ファンダメンタルズ分析(会社の収益力や総資産額、解散価値から時価の割安度、割高度を判断)、テクニカル分析(業駅とは関係なく、株価のチャートや移動平均線、出来高から売り時、買い時を短期的に判断)などの基礎について講義を受け、演習を行いながら、銘柄の選定や購入、売却を、個人単位で、自己判断・自己責任で行なっていきます。単一の銘柄ではなく、複数銘柄を組み合わせること、(ポートフォリオを組むといいます)、毎週1回以上は売買を行うことがルールです。
 ゼミでは運用成績の順位について、毎週公表するとともに、各自が購入、売却した銘柄や、その理由について発表、反省を行いながら、リスクの取り方や投資の実際について学んでいきます。

 4月にゲームがスタート。日経平均も伸び悩む中、7月末のゼミ終了時現在、ゼミ生21名中、12名について運用成績がポジティブ(黒字)、8名がネガティブ(赤字)になっています。トップの学生は、約4ヶ月でプラス27%、1270万円程度の運用成績を叩き出しました。組み入れ銘柄は、ソフトバンク、任天堂、KDDI、ソニーなどです。しかし、生き馬の目を抜く投資の世界、順位も運用額もあっという間に変化します。LINE、メルカリ、ZOZOTOWN、グノシーなどの「はやりもの」に投資したゼミ生はほとんど赤字になっています。一方で、地味ながら日経平均とは異なる動きを示す、J -RIETや金ETFなどをうまく組み合わせたゼミ生は下落時のディフェンスに成功しました。3年時終了までにどのような結果になるでしょうか? 

 また、ゲームで基本を生んだ後は、ぜひお小遣い程度から実際にリスクをとり、投資を行うスキルと習慣を身につけたいものです。例えば、元手100万円で20歳からスタートし、毎年平均10%で複利運用するスキルを身につければ、新規の資金を入れなくても、定年を迎える65歳には4500万円を超えます。年金が破綻しても、老後の2000万円の貯金有無なども気にする必要はありません。単にそれだけではなく、資本主義のプレイヤーである、投資家として、次の新しい経済社会づくりに貢献していくことでもあります。

天野ゼミは、次代の資本主義社会を自在に生き抜くプレイヤーを目指し、日々挑戦を続けます!

 

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