経営学部 経営学科
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公共経営専攻「キャリア演習Ⅲ」 ~ 藤井寺市役所職員による特別講義

 経営学科公共経営専攻では、国税専門官などの国家公務員をはじめ、一般行政事務や公安職等、地域社会に貢献できる地方公務員の輩出をめざしています。
 そして、「IBU公務員プログラム」「行政職特別演習」「公安職特別演習」「「公務員特別演習」など、学生のニーズに合わせたさまざまな学びのプログラムがたくさんあります。また、頑張る学生を支援するために、特待生に奨学金を支給する制度も設けています。
 今回は、公共経営専攻の2年生・冬学期に履修する「キャリア演習Ⅲ」の授業の一コマをご紹介しましょう!
 この授業は、在学中に希望者が参加できるインターンシップ(就業体験)や社会人となったときに困らないようにと、社会人として最低限必要となるビジネスマナーや一般常識、コミュニケーション力の育成と共に、地域社会で活躍されている方々の情報を授業の中で紹介しながら、仕事に対する理解を在学中から深めることを目的として開講されています。
 さて、今回は、藤井寺市役所・人事課で採用担当を主として、その他各種研修やインターンシップの受け入れなど多方面でさまざまな方々をサポートされている吉川氏をお招きし、主な業務内容や地方自治体業務の特徴、地方自治体が求める人材などについて講義をしていただきました。

 最初に公務員の種別についてのお話がありました。公務員といってもその職種はさまざまですが、現在、市民の暮らしなどを支えている公務員人口の種別ごとの内訳は、国家公務員が約58万人、地方公務員では、一般行政(都道府県、市町村)が約91万人、教育部門、警察、消防などでは約183万人なんだそうです。
 次に、吉川氏から学生たちへこのような質問がありました。

「次のうち、地方公務員に関する知識・スキルのうち、みなさんが重要と考えるのはどれですか?」

・憲法、民法、地方自治法などの法律関係などの法律の知識

・人口、税収、予算などの基礎数値

・担当業務に関する制度の理解

・指示待ちではない、自発的な決断力、実行力

・業務遂行に不可欠なパソコンスキル

・多様な市民の増加に伴う語学や手話

・市民や同僚への挨拶や言葉遣い

 吉川氏からは、「すべて優劣をつけがたく、いずれも市役所の職員として大事な項目である」と前置きしたうえで、「職員として働き始めてからでも学べることは多くあるので、学生時代は自分なりに努力し、将来市民のために自分には何ができるかを考えながら人として成長をし続けることが大切」とのアドバイスをいただきました。

 公務員として働くうえで、さまざまな知識やスキルはもちろん大切ですが、学生時代は、公務員になるための準備として、人格を磨き、人として成長することが何よりも大切だとの吉川氏の強いメッセージに、学生たちはうなずきながら真剣に聴き入っていました。

 続いて、「地方自治体(市町村;以下同じ)業務の特徴」「地方自治体の現状」、そして「地方自治体が求める人材」についてのお話がありました。

 各地方自治体では、求める人材に関する人材育成基本方針があるとのこと。

ここでは、藤井寺市のモデルを少しご紹介しましょう!

【藤井寺市人材育成基本方針】

市民に信頼される職員

(1)市民のくらしとまちを大切に考える。

(2)公務員として、高い倫理観や人権意識を常に持ち、誠実・公平に仕事を進める。

(3)広い視野を持って市民の目線で仕事を進める。

(4)仕事の目的や内容を分かりやすく説明することができる。

行動する職員

(1)時代の変化や市民ニーズを敏感に感じ取り、市民と協働して切り拓く意欲と知識を持つ。

(2)常に自ら考え、問題意識を持ち、自己革新に努める。

(3)自から判断し、自らが責任を持って自主的に行動する。

(4)チャレンジ精神と綿密な企画力を持ち、改善・改革をめざして実行する。

 

 このお話では、「市民」を「顧客」に置き換えて考えることで、学生が将来どんな職業に就いても「働くこと」「社会人として大切なことは何であるのか」ということも力説されていました。
 さらに、「公務員になるには」や「地方公務員の業務」など、学生たちの気になるテーマについて、まさに公務員の視点から興味深いお話がさまざま展開され、公務員をめざす学生にとっては貴重な情報を得る機会となりました。

 また、平成30年9月に実施された1次試験の資料「平成30年度藤井寺市職員採用資格試験要項」を使用して、藤井寺市の採用についても具体的に説明していただきました。地元の藤井寺市の採用情報とあって、学生たちの関心度も高く、とりわけ真剣に耳を傾ける様子がみられました。

 最後に、講義後学生たちが書いたレポートから、主な感想を紹介します。

「公務員の仕事内容がとてもよく理解できた。」

「ますます、公務員として活躍したいと意欲が湧く講義だった。」

「公務員として活躍できる人材になるため、これからもしっかり勉強します。」

「公務員は、働き甲斐があると感じました。」

「公務員の仕事とは、地方自治体の現状を理解し、それぞれの市町村に合った最良の対策を取って行動することだと理解しました。」

「本当に分かりやすい説明で、公務員試験を受ける前に役に立つ話ばかりでした。」

 上記のように、数々の積極的な意見が寄せられました。吉川氏の講義を聴いて、よりいっそう公務員になりたいという気持ちが強くなり、やる気を後押ししてもらった学生も多くいたようです。

 高校生のみなさんも公共経営専攻で先輩と一緒に公務員をめざしてみませんか。

 

【関連リンク】

→経営学部の学びについてはこちら

 

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