経営学部 経営学科
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四天王寺大学社会人教室特別公開講座たいし塾に経営学部の加藤先生登場!

 6月16日(土)に、今回の共通のテーマは「読書の愉楽」ということで、経営学部の加藤先生が「幻想文学の楽しみ 現実にある不可思議の再発見という題で講演をしました。

 幻想文学というと、何かしら絵空事というか、現実にはないことをお話としているような印象がありますが、そもそも現実というのもよくわからないところがあって、どこまでが現実として確実なのか、それは本当に現実なのかというように、厳密に現実というものをとらえていこうとするとよくわからなくなってくるというわけで、そのあたりを表現したのが幻想文学と言えるでしょう。

 まず前置きとして、現実にあった不可思議体験というものが紹介されました。そのあと、現実を逃れていくということになるとどうすればよいかとか、現実にある不可思議な世界などを実際に存在する作品を紹介する形で話が展開していきました。皆さんは、ボルヘスやプルーストといった作家を知っていますか。プルーストは、ある時、紅茶に浸したお菓子を食べて人生の悩みや苦しみを全て解消してしまうような至福感にとらわれて、それを小説の中に書いています。加藤先生も似たような体験をしたことがあって、講座ではそのエピソードも紹介されていました。

 ところで、この記事を読んでいる皆さんは、スピルバーグ監督の『宇宙戦争』や、ハリソン・フォード主演の『ブレード・ランナー』を観たことがありますか。これはSFで、幻想文学とはまた違うということになりますが、現実にあって現実ではないような時空間が表現されていて、幻想文学にも共通するものがあり、これも講座の中で話題になりました。

 最後に、この記事を読んでいる皆さんが高校生ならば、「経営学部で勉強するのに、文学なんて関係ないし、興味もない」と思っていませんか。ほんとうにそうでしょうか。たとえば、将来、公務員試験や一般企業の採用試験を受けるときに、小論文というものがあって、自分の考えを簡潔にまとめて表現するということが必要になってきます。また、将来ビジネスの世界で多くの人たちとコミュニケーションをしなければならないということは確実にあります。その時、自分の思っていることを伝え、また他の人の言っていることを理解しなければならないという機会が出てきます。そのような場面で、文学で得た知識は非常に役にたちます。

 

 皆さんは、経営学部に入って経営の勉強をするだけではなく、文学をはじめ、その他さまざまな授業を受けて、いろいろなものの考え方に触れるようにしましょう。加藤先生の授業では、もしかすると不可思議体験を味わえるかもしれませんよ。

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